第22番札所 白水山 医王院 平等寺

はくすいざん いおういん びょうどうじ
【寺の歴史】
814年、弘法大師がこの地を訪れ禅定に入られたころ、心に薬師如来さまの姿が浮かびました。 弘法大師はそのお薬師さまを想いながら次のような御誓願を立てました。

「あらゆる人々の心と身体の病を平等に癒し去る」

弘法大師がこの地での修行を志し、加持水を求めて井戸を掘られたところ、乳のごとき白い水が湧き溢れました。その霊水で自身を清めた大師は、百日間護摩行を続けます。その後、先のお薬師さまの姿を木に刻まれ本尊として奉安し、山号を白き水が湧いたことから白水山、寺号を平等寺と定めました。 以後、寺は大規模に栄えましたが、江戸(1603-1868)初期頃までに一度興廃します。そして1680年に伊予から来た中興一世照俊阿闍梨らによって再興され、現在に至っています。現存する本堂が再建されたのは1737年、大師堂は1824年です。

大師が掘った霊水の湧く井戸は男厄除坂の左下にあり、どんな日照りにも枯れることなくこんこんと湧き出ています。現在は無色透明で飲用に適し、万病に効く「弘法の霊水」として全国に知られています。

【箱車】
本堂には3台の箱車が奉納されています。大正(1912-1926)・昭和(1926-1989)に足の不自由な人がこの寺を参拝すると足が治ったことから、記念として奉納されたものです。

【本尊薬師如来】
「あらゆる人々の心と身体の病を平等に癒し去る」という誓いを立てて、弘法大師が作った本尊薬師如来です。常時拝観可能ですので、仏さまのお姿をみながらゆっくりとお参りください。

【その他見どころ】
・天井絵

【年中行事】
・新春初護摩祈祷
日時:1月1日(0:00・10:00・15:00)・1月2日(10:00・15:00)・1月3日(10:00・15:00)
・本尊初会式
日時:1月下旬(10:00)
・星まつり(立春節分までの一週間)
日時:1月28日から2月4日
・春彼岸会(御影供)
日時:3月21日(10:00)
・花まつり(甘茶・ぼた餅の接待あり)
日時:4月8日
・スイカ割り
日時:8月14日(15:00)
・星まつり(冬至からの一週間)
日時:12月22日から12月28日
・薬師増益護摩
毎月:8日(15:00)
・十一面息災護摩
毎月:18日(15:00)
・不動息災護摩
毎月:28日(15:00)
・サンデーサービス(法会とお接待ランチ)
毎月:第二日曜日(11:00)
・阿字観指導と茶話会
毎月:第一土曜日・第一月曜日(11:00)
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住所 〒779-1510 徳島県阿南市新野町秋山177番地
電話番号 0884-36-3522
駐車場 普通車/30台・マイクロバス、大型/5台 (午前7時〜午後5時)
駐車場代 無料
備考 宿坊:(予約・詳細は公式HPからご確認ください)