第79番札所 金華山 高照院 天皇寺

きんかざん こうしょういん てんのうじ
寺の歴史
天平年間(729-729)四国巡錫の為に行基がこの地を訪れました。ここには鉱石が多く産出する山があります。行基は、この山がカナヤマビメとカナヤマヒコのいる山であると「金山」と名付けます。そして、この金山中腹に薬師如来を御本尊とした金山摩尼珠院を建立し、この地が神仏習合の地であることを現しました。

後の弘仁年間(810-824)、空海が訪れ、朽ち果てた金山摩尼珠院を現在地まで移動させ、金華山妙成就寺摩尼珠院として中興します。空海を中興の思いへと向かわせたのは、御神体金山を鎮護する金山権現との出会い、そして金山中腹より湧き出る御神水との感応にありました。ありとあらゆるすべての蘇生が可能であると確信を得た空海は、この耶蘇の地にて十一面観音菩薩・阿弥陀如来・愛染明王を刻み、寺に安置します。

また、保元の乱(1156年に起こった京都の内乱)により讃岐へと配流された崇徳天皇と空海御手彫阿弥陀如来の出会いは、空海中興金華山妙成就寺摩尼珠院を崇徳天皇永代別等職へと至らせることとなります。
崇徳天皇御崩御の後、寺院境内に崇徳天皇社が造営され、後嵯峨天皇による永代別等職の詔を賜りました。このことから、崇徳天皇供養の寺、崇徳天皇寺と呼ばれるようになりました。
明治時代、廃仏毀釈によって廃寺になると、筆頭末寺であった奇香山仏乗寺高照院院主らの尽力により、今日の金華山天皇寺高照院が生み出されました。 

その他見どころ
 三輪鳥居
天皇寺境内に朱色の鳥居がそびえ立っています。これは奈良県大神神社と同系の三輪鳥居です。両部神道を源とする三輪神道で境内が荘厳されていることを表しています。鳥居に向かって左側には、源頼朝から寄付された下乗石、天皇寺境内正面には崇徳天皇社(現・白峰宮)があります。
 本堂
当山御本尊十一面観音菩薩頭上の阿弥陀如来印契より、本堂正面(金剛界説法)と本堂背面(胎蔵界説法)両方を参拝することが習いです。
 大師堂
金華山妙成就寺摩尼珠院中興に尽力した、奇香山仏乗寺高照院御本尊薬師如来の梵字が堂宇正面に懸けられています。
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住所 〒762-0021 香川県坂出市西庄町1713
電話番号 0877-46-3508
アクセス JR八十場駅から徒歩約5分

坂出北インターチェンジから県道33号線を東へ向います。JR八十場駅を過ぎたところで、標識のある西庄町交差点を右折し参道へ。
駐車場 駐車場:あり
※境内内は普通車のみ。マイクロバス、大型バスは県道33号線を利用。
備考 宿坊:なし