消えつつあった古民家の保全における地域参加型コミュニティの形成について

失われつつあった古民家が、「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」に改修されたことによって、2023年8月時点で26棟もの古民家が再生されました。それに伴い、20事業者の新規出店や、新たな雇用も生まれ、町としての再生も国内外で高く評価されるようになりました。

 急ピッチで町が変化し続けてきたため、地域住民の間では、大洲市内で行われている取り組みを知る機会がほとんどありませんでした。また町の取り組みに関して、住民の意見を述べる機会が今まであまりありませんでした。
 それを受け、地域住民が参画できる取り組みとして、地域DMOである一般社団法人キタ・マネジメント(以下、キタM)主催の「ディエゴ・アカデミア」と「大洲まちづくり大学」を定期開催しています。「ディエゴ・アカデミア」は、まちと川を研究テーマにしているキタM建築文化研究所長のディエゴ・コサ・フェルナンデスが講師となり、肱川とまちについて考えるワークショップを開催しています。また、城下町エリアの事業者を対象に、観光まちづくりについて考える「大洲まちづくり大学」を月に1回開催しています。

 このようなコミュニティ活動のおかげで、城下町エリアをよくしようという意見が積極的に交わされるようになりました。また、町の取り組みが評価されたことによって、市内の学校関係者から声がかかり、市内の高校への講演依頼や小学校への出張授業の依頼をいただく機会も増えました。

 結果、夏の時季しか活用されていなかった屋形船を、昔実際に行われていた渡し船を再現した「おおず城下のお舟めぐり」が、夏以外の時季でも運行するようになりました。(2022年より)また、「大洲パスポート」という来訪者のデータを集約でき、町の再訪を促進するCRMシステムを導入しました。これは、町の事業者とNIPPONIA HOTELの事業者と宿泊者を繋げるツールとなっています。
 ここで生活している地域住民が、声を上げ、それを吸い上げる仕組みができたことが、今回の取り組みの成果と考えられています。

プログラムの所要時間:4時間/8時間/16時間
開催時期:通年
開催最少人数:基本5名~、1名~4名の場合は、5名料金を申し受けます。
開催最大人数:約30名
金額:
日帰り(4h)1組88,000円(5名まで) 追加1名に付き12,650円
1泊2日(8h)1組125,400円(5名まで)追加1名に付き17,600円
2泊3日(16h)1組227,700円(5名まで)追加1名に付き31,900円
<ニッポニアホテル大洲城下町 宿泊希望の場合は、視察研修特別料金にてご案内させていただきます。>

SDGsの目標

  • 4.質の高い教育をみんなに
  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 13.気候変動に具体的な対策を
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住所 愛媛県大州市大洲649-1まちの駅あさもや2F
電話番号 0893-24-7060
お問合せ先一般社団キタ・マネジメント
担当者名吉川・松本
メールアドレスkita-management@kita-m.com

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