うだつが上がる白壁のまち
江戸中期より、一世一代の夢をかけ藍に沸き、繭に栄えた商いの町・南町通りは、吉野川の水運に恵まれ、その積出し港として栄え、一時は百を超える藍商人たちが栄華を極めた。連なる家並みは、ありし日の豪商たちが家運の隆盛を顕示する象徴としての「うだつ」(本瓦葺き塗り込み壁の重厚な表構えに、隣家との境に2階の壁面から突出して作られた袖壁で、瓦を連ねて葺き、家紋入りの豪勢な鬼瓦をのせたもの。隣家の屋根との見切りや防火に役立つが家格の象徴ともなり、「うだつが上がらぬ」といった言葉がある)が風雅な格子戸や白壁の土蔵と相まって、今なお当時の隆盛を物語っている。この町並みが、昭和63年12月16日に全国で28番目の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。
美馬和傘とともに散策
住所 | 徳島県美馬市脇町大字脇町 |
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電話番号 | 0883-53-8599(美馬観光ビューロー) |
アクセス | JR徳島線「穴吹駅」下車→車で約10分、または美馬市営路線バス「道の駅藍ランドうだつ」下車すぐ 徳島自動車道「脇町IC」→車で約10分 |
駐車場 | 道の駅「藍ランドうだつ」/大型バス駐車可(道の駅東隣) |
備考 | ウェルカム観光ボランティアガイド:うだつの町並みの住民を中心に結成されたボランティアガイド組織。予約制で団体のみ。ボランティアガイド運営活動への賛助金としてバス1台につき2000円必要。 ※身障者用トイレ有(道の駅及び資料館内) |