高知県土佐市やいの町周辺で作られる「土佐和紙」は、約1,000年以上の歴史があると考えられおり、福井県の越前和紙、岐阜県の美濃和紙と並ぶ三大和紙の一つ。良質な水と原料に恵まれたことから発展したといわれ、300種類もの豊富な種類と品質の良さを誇ります。薄くて丈夫であることが特徴で、世界最薄の土佐典具帖紙はわずか0.03mm。財布や提灯など伝統的な用途から、現代では書籍や絵画の修復など、幅広い分野で高い評価を得ています。土佐の豊かな自然が育んだ、まさに自然が生み出した工芸品と言えます。国の伝統的工芸品に指定されています。