第81番札所 綾松山 洞林院 白峯寺

りょうしょうざん どうりんいん しろみねじ
寺の歴史
白峯寺は香川県中程にあります。霊峰・五色台には青峯、黄峯、赤峯、白峯、黒峯の五峯の山があり、その最も西よりの白峯山に建っています。参道からは瀬戸内海の雄大な景色が望める、静かな古刹で、弘法大師とその甥と言われる智証大師が創建しました。815年、弘法大師は白峯山の山頂に、如意宝珠を埋め、井戸を掘り、衆生済度を祈願しました。後に智証大師は、瑞光に導かれて白峯山に登頂します。地主神である白髪の老翁のご神託を受けると、瀬戸内海に現れた光明に耀き、芳香薫ずる霊木で千手観音像を彫造し、これを本尊として佛堂を創建したと伝えられます。

白峯という、まろやかな響きを持つこのお寺には、有名な物語が二つあります。
保元の乱で破れ讃岐へ流された崇徳上皇は、都へ帰りたいという思いが叶わぬまま寂しくこの地で亡くなりました。御遺詔によって当山稚児嶽上に荼毘し、御陵が営まれました。すると、都では異変が相次いだため、代々の天皇、公卿、武将が崇徳上皇を恐れ崇め奉ります。御府荘園を寄せて菩提を弔い、或は法楽、詩歌、種々の霊器宝物を奉納して慰霊の誠を尽し、特に第100代の後小松帝は上皇の霊を祀る法華堂に「頓証寺」の勅額を奉納し尊崇の意を表しました。また、上田秋成作『雨月物語』の伝説も有名です。1166年、上皇と親交のあった西行法師が慰霊の為に御廟に参詣した際に、上皇の霊と歌を詠み交わしたのです。境内には上皇の悲話を伝える玉章木(たまずさのき)もあります。

また、白峯山には日本八天狗の一狗である、心優しい相模坊という天狗が住んでいると言われます。突然の来客で、和尚の命により小僧さんが豆腐を買いに出かけたところ、突然、何者かに背中を押され、空を飛ぶような感覚になりました。次の瞬間、田舎では見ることない上等の絹豆腐を受け取り、元の場所に立っていました。これは、突然の買い物に走る小僧さんを気の毒に思い、相模坊天狗が助けてあげたのだと語り継がれています。

住時は塔頭21ヶ坊を数え隆盛を極めていましたが、度々の雷火、兵火の災いに遇いました。現存するものは藩侯生駒家、松平家の再建によるものです。

その他見どころ
建造物では十三重石塔2基、山門(七棟門)、御成門、勅使門、客殿、勅額門、頓証寺殿、薬師堂、行者堂、阿弥陀堂、本堂、大師堂。美術品では「頓証寺」勅額が国の重要文化財です。その他多数の指定文化財を有しています。

境内には、四国で唯一、白峯陵という天皇の墓所があります。すべての干支の守り本尊が各お堂に祀られ、日本八天狗の一狗である白峯大権現(相模坊)が祀られています。

香川県の保存木に指定されている樅の巨木をはじめ、年中を通して花々が楽しめます。特に春は桜、夏は紫陽花、秋は紅葉が有名で、多数の参拝者が県内外から訪れます。
参道には県内最大級の落差を誇ります。幻の滝ともいわれる稚児の滝や、瀬戸内海を一望できる白峰展望台があります。

また、古来より本尊千手観世音菩薩は身代わり観音として、鎮守白峯大権現(相模坊)は開運招福、商売繁盛、勝負事の神様として、崇徳天皇は悪縁切り、芸事、学問の神様として信仰されています。

年中行事
◇元旦修正会(新年祈祷)
日時:1月1日〜3日
場所:護摩堂、頓証寺殿
◇正月大護摩法要(開運火渡り修行)
日時:1月最終日曜日 正午頃
場所:頓証寺殿前
◇星祭
日時:節分2月3日 15時
場所:護摩堂
◇永代土砂加持彼岸法要
日時:4月最終日曜日 13時
場所:護摩堂
◇千日会(本尊千手観音縁日)
日時:7月10日 10時 ※年に一度の本尊御開帳
場所:本堂
◇崇徳天皇御正宸祭
日時:9月21日 9時
場所:白峯陵
◇大般若経お加持法要
日時:11月第1日曜日 13時
場所:頓証寺殿
◇星祭
日時:冬至12月22日 15時 ※但し閏年は12月21日
場所:護摩堂
◇除夜の鐘
日時:大晦日 23時45分頃
場所:鐘楼堂 ※干支(えと)の土鈴を先着順にお配りします。
◇月例護摩祈願・供養(不動明王縁日)
日時:毎月28日 10時 ※1月、4月は法要と重なる為、除く
場所:護摩堂
フォトツアーを見る
住所 〒762-0016 香川県坂出市青海町2635
電話番号 0877-47-0305(白峯寺)
営業時間 参拝時間:開門7:00~閉門17:00まで
※正月を除く
アクセス JR坂出駅・坂出北IC・高松檀紙ICより車で約20分
駐車場 駐車場:あり(約200台)
駐車場代 無料
備考 宿坊:あり(春期秋期のみ・団体のみ・不定休・要予約)