旧御殿水源地(高松市水道資料館)

きゅうごてんすいげんち(たかまつしすいどうしりょうかん)
目を引く、白い壁と青い窓枠。大正時代の建造物がほぼ当時のまま残される。
旧御殿水源地(高松市水道資料館)は、高松市に近代水道をもたらした浄水場の跡地です。1921年(大正10年)に日本で40番目の近代水道として給水を開始し、高松市民の生活を大きく向上させ、その歴史的・文化財的価値から、1985(昭和60)年には厚生省(当時)の「近代水道百選」に選ばれました。

この施設の魅力は、大正時代の建造物がほぼ当時のまま残されていることです。特に目を引くのは、白い壁と青い窓枠が印象的な喞筒場(ポンプ場)。1917年(大正6年)に建てられたこの建物は、国の登録有形文化財に指定(※)されています。喞筒場以外にも、事務所や倉庫、集水埋渠東方人孔(しゅうすいまいきょとうほうじんこう)など、歴史的価値の高い建造物が数多く残されています。

現在、喞筒場は「高松市水道資料館」として活用されており、館内では江戸時代から始まる高松市の水道の歴史を学ぶことができます。江戸時代の土管や木樋、近代水道創設時に使われたポンプなど、貴重な資料が展示されています。また、水道の仕組みや役割を分かりやすく解説したパネル展示もあり、子供から大人まで楽しみながら水について学ぶことができます。

美しい建造物と貴重な資料の数々、そして水に関する学びの場として、旧御殿水源地は高松の歴史と文化を伝える重要な施設となっています。
エリア
高松市周辺
カテゴリ
建造物
文化
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住所 〒761-8032 香川県高松市鶴市町1360番地
電話番号 087-839-2711(高松ブロック統括センター総務課)
営業時間 10:00-17:00
休業日 12月29日~1月3日
※高松市に気象警報が発表された場合、または気象警報の発表が予想される場合は、臨時に休館することがあります。
アクセス 【車の場合】
JR高松駅から約12分
高松自動車道 高松西ICから約20分
高松自動車道 高松檀紙ICから約15分
※お車でお越しの場合は、旧御殿水源地北側の専用駐車場をご利用ください。
【電車の場合】
JR予讃線 香西駅から御殿橋経由で徒歩約30分
【バスの場合】
ことでんバス 下笠居線 郷東橋バス停から徒歩約20分
駐車場 あり
※お車でお越しの場合は、旧御殿水源地北側の専用駐車場をご利用ください。
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298232-d3486662-Reviews-Aqueduct_Museum-Takamatsu_Kagawa_Prefecture_Shikoku.html
備考 ※団体での見学、または見学以外の目的で利用される場合は、「水道施設等使用許可申請書」により、事前に高松ブロック統括センター総務課へお申し込みください。
※旧御殿水源地南側に隣接する御殿浄水場には、絶対に立ち入らないでください。