サイクリングアイランド四国!~四国を自転車で走ろう~

瀬戸内海と太平洋に囲まれた絶景を、自転車で駆け抜けよう

ぐるり一周1,000kmの四国では、近年サイクリング人気が上昇中!
お遍路のおもてなし文化が根付く四国で、各県の山と海の幸に恵まれた旬の食材などを堪能しながら、非日常を味わってみてはいかがでしょうか?

徳島県

豪快な渦潮を境目に、 瀬戸内と太平洋の二つの顔が楽しめる。
穏やかな瀬戸内海と黒潮が寄せる太平洋、二つの海岸線を徳島県は併せ持ちます。海岸線を巡る四国一周ルートでは、その移り変わる自然の表情をサイクリングの途上ではっきりと体感できます。世界最大級ともいわれる鳴門の渦潮は、二つの景色が切り替わるポイントで、今回のルート上には鳴門海峡を望む絶景ポイントも含まれています。その他、ご当地グルメの徳島ラーメンなどを食べ比べてみるのも、サイクリング旅の醍醐味。お盆の季節に訪れると、阿波踊り一色に染まる徳島のまちを楽しめます。

➤徳島県のおすすめルートはこちら(外部サイト:Setouchi Vélo協議会)
➤サイクリングと併せて訪れたいスポットはこちら
大鳴門橋
奇勝・うず潮で名高い鳴門海峡の上に堂々とそびえたつ大鳴門橋。千鳥ケ浜海岸の近くの県道11号線では、海岸越しにその勇姿を捉えることができます。少し足を伸ばして、大塚国際美術館の陶板名画鑑賞や渦の道で渦潮見学もおすすめです。
鳴門スカイライン
全線を通じて七つの橋がある鳴門スカイライン。峰をつなぐ橋を走る時には、その名のとおり空中散歩をしているような爽快感に包まれます。走行中は山と海、両方の景色を楽しめます。展望台に続く四方見橋(よもみばし)はかなりの勾配があり、ちょっとしたジェットコースター気分。少し足を伸ばして「渦の道」や大塚国際美術館に立ち寄ってみるのもおすすめです。
眉山
徳島市を代表する眉山(びざん)。標高は290m程。麓の阿波踊り会館からは、ロープウェイが運行しており、約6分で頂上まで行くことができます。展望台からは徳島の街が一望でき、天気の良い日には瀬戸内海を挟んで淡路島・紀伊半島まで見渡せます。夕暮れ時や街灯りが輝く夜景もおすすめです。
大浜海岸
ウミガメの産卵する場所としても有名な大浜海。毎年5月中旬から8月中旬にかけて、アカウミガメが産卵のために上陸します。全長およそ500mに続く浜は、日本の渚100選にも選ばれなど、穏やかで美しい浜です。
薬王寺
四国八十八ヶ所第23番霊場で、厄除けの寺としても多くの参拝者が訪れます。寺のシンボルにもなっている瑜祇塔(ゆぎとう)は高さ29メートルの楼閣で、間近で見るとその迫力に圧倒されます。無病延命が得られる「石臼」や、厄が鳴り落ちるという「随求の鐘」など、見どころがたくさん。
宍喰 サーフポイント
国道55号沿線の海岸はサーフポイントになっており、年間を通じて楽しめます。関西方面から日帰りで遊びに来る人も多くいます。初級者から上級者まで楽しめる四国でも有数のサーフスポットで、サーフィンのコンテスト会場となるポイントもあります。近隣には温泉や食事の施設などもあります。

香川県

歴史や文化、食を巡るのに、 自転車がちょうどいいまち。
金刀比羅宮、善通寺、瀬戸大橋、島アートなど多彩な見どころが、コンパクトにまとまっているのが香川県です。昨今では「うどん県」の別名も全国に浸透し、うどんめぐりに訪れる観光客も少なくありません。人気のうどん店は、街中から畑の中まで県全域に点在しており、それぞれの店に特有の味や食べ方があり、その違いを比べると大変楽しめます。フットワークの軽い自転車は、香川県内の見どころを回るのにも、うどん店を巡るのにもぴったりです。ちなみにうどん店は、早朝から開いているお店も多く、朝食の代わりに朝うどんを楽しむのもおすすめです。

➤香川県のおすすめルートはこちら(外部サイト:Setouchi Vélo協議会)
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父母ヶ浜
約1kmの穏やかなロングビーチ。瀬戸内海の燧灘に沈む夕日が美しく、絶景スポットとして知られています。干潮の夕暮れ時には、浜辺の水たまりが鏡のようになり、SNS 映えすると話題となりました。現在では、全国から観光客が訪れるなど、屈指の人気を誇るスポットとなっています。
銭形砂絵
観音寺市有明浜の砂に描かれた「寛永通宝」は、東西122m、南北90m、周囲345mもある巨大な砂絵です。この銭形を見たものは健康で長生きができ、お金に不自由しないと伝えられており、パワースポットとして多くの観光客が訪れています。
善通寺
弘法大師生誕の地・善通寺は、四国ならではのお遍路の雰囲気を味わうには最適のスポットです。御影堂内の「戒壇めぐり」は、自分を見つめ直し、新たな自分に生まれ変わる修行の一つです。善通寺に向かう道沿いに広がる、明治・大正ロマン漂うレトロな街並みも魅力的です。
五色台
五色台の先端・大崎の鼻からは、瀬戸内ならではの多島美が堪能できますが、特に夕日が沈む際の光景は絵に描いたような美しさです。瀬戸内に沈む夕日を楽しめるエリアは意外と少ないので、瀬戸内の夕日スポットに照準を合わせて走行するのもおすすめです。
屋島
高松市内でひときわ目を引く、屋根の形をした溶岩台地。源平合戦の古戦場として知られ、周辺には合戦の逸話が数多く残ります。山頂には四国八十八ケ所霊場第84番札所の「屋島寺」や世界的にも珍しい山頂の水族館「新屋島水族館」、屋島山上交流拠点施設「やしまーる」などがあります。山頂からは高松市街や瀬戸内海の多島美が一望できます。
津田の松原
「日本の渚百選」にも選ばれた白砂の浜と黒松林のコントラストが美しい景勝地で、樹齢600年を超える老松をはじめ、根上がりの松などが約1kmにわたって続いています。夏には海水浴場となり、毎年13万人の海水浴客で賑わいます。

愛媛県

旅の出発点としての愛媛県。
全国的にも屈指のサイクリングコースになった「しまなみ海道」に接続する愛媛県は、国内外からのサイクリストを受け入れるためのサービスが充実しています。例えば空の玄関口となる松山空港は、自転車を空輸する際に使うバイクボックスの無料預かりを2016年の夏よりスタートしました。空港ターミナルビル東端の観光バス乗り場前にはサイクルステーションも設置され、サイクルスタンドや空気入れが常備されています。工具の貸し出しやお遍路さんと共用の更衣室など、サイクリスト目線で考えられたサービスも充実しています。その他、県内各地の宿泊所や飲食店などを見渡しても、サイクルスタンドを設置するなどサイクリストに優しい施設が多いのも愛媛県の特長です。「四国一周1000キロメートルサイクリング」の旅にふさわしい出発点になっています。

➤愛媛県のおすすめルートはこちら(外部サイト:Setouchi Vélo協議会)
➤サイクリングと併せて訪れたいスポットはこちら
しまなみ海道
自転車で来島海峡大橋を渡ると潮風に吹かれながら瀬戸内の風景を満喫できます。「しまなみ海道」を望む糸山公園展望台のすぐ下にはサイクリングターミナル「サンライズ糸山」があり、宿泊のほか、レンタサイクル、工具・空気入れの貸し出しなどのサービスも行われています。
夕やけこやけライン
愛媛県西部の伊予灘・佐田岬せとかぜ海道の「夕やけこやけライン」は、サイクリストなら一度は走りたいコース。比較的アップダウンが少なく、ブルーラインが引かれているので、初心者でも安心して楽しく走れます。時折現れる緩やかなカーブは絶好の撮影スポットです。
肱川・長浜大橋
大洲市にある長浜大橋(通称・赤橋)は、現存する跳ね上げ式道路可動橋としては日本最古のものです。以前は山の木材を運搬する船が通るたびに開閉していましたが、今は点検・観光としてのみ開閉します。ノスタルジックなデザインと、レトロな赤色が印象的です。
内子の古い町並み
肱川沿いに南下して内子町に入ると、どこか懐かしい古い町並みが広がります。大正時代に建てられた芝居小屋「内子座」は今も現役。江戸〜明治にかけて建築された町家や豪商のお屋敷が残る通りでは、自転車を降りて、地元の人と触れ合いながら散策するのもおすすめです。
道後温泉
日本三古湯の一つで、夏目漱石の名作「坊っちゃん」にも描かれている道後温泉で、旅の疲れを癒しましょう。道後温泉の新名所「坊っちゃんからくり時計」は、1時間ごとに登場人物が現れます。浴衣姿でそぞろ歩く観光客に混じり、記念撮影をしてみては。

瀬戸内しまなみ海道・国際サイクリング大会「サイクリングしまなみ」

瀬戸内しまなみ海道・国際サイクリング大会「サイクリングしまなみ」

高速道路を規制して行う日本最大規模のサイクリング大会

サイクリストの聖地としても知られる「しまなみ海道」では、毎年、日本最大規模のサイクリング大会が開催されます。
瀬戸内の島々をつなぐ9つの橋をコースに、普段自転車では走ることができない高速道路 西瀬戸自動車道(瀬戸内しまなみ海道)本線上を、開放感いっぱいに走行することができます。国内外から終結するサイクリストとともに、しまなみの絶景や自然美を堪能しながらサイクリングを楽しみませんか?

 

高知県

四方を山と海に囲まれ、 独特の風土と気質が息づく。
四国で1番面積が大きく、東西に長い高知県。徳島県から高知県に入ると、太平洋を眺める道が続くようになり、一気に視界が広がります。温暖で、降水量は多いものの日照時間も長く、よく晴れるが降る時は一気に降るといった気候も特徴です。各地の風景はとても表情が豊かで、同じ太平洋に突き出ている室戸岬と足摺岬でも景色はまったく異なり、四万十川流域に入ると時間の流れが悠々と感じられます。そして、何より人懐っこい人々の笑顔。にこやかに接してくれる土佐人気質に、気持ちが和みます。太平洋が育んだ豪快な海の幸、山河がもたらす山の幸を堪能しながら、ゆったりとしたサイクリングを楽しめます。

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室戸岬
奇岩が乱立した海岸は、古くから海の難所として知られており、亜熱帯性樹林や海岸植物が茂る風景も特徴的です。国の名勝および室戸阿南海岸国定公園に指定されているほか、2011年9月には、世界ジオパークに認定されました。
四万十川沈下橋
沈下橋は、川の増水時に川に沈むよう設計された欄干のない橋で、いかにも四万十川らしい風景です。普通車1台が通れるくらいの幅の橋でも、自転車なら道幅を気にせずスイスイ渡れます。スピードを落として、足元の景色を楽しみながらゆっくりと渡るのもよいでしょう。
足摺岬
足摺スカイラインはゆるやかな坂道が続きますが、ギアを軽くすれば、女性でもそれほどキツくありません。太平洋に突き出た岬から望む景色は、270度以上の視界が広がる絶景で、絶壁に打ち寄せる波がくだけて白く散る風景は、荒々しくダイナミック! 日の出に合わせて訪れるのもおすすめです。
高知城
天守閣が現存する全国12城の一つで、国の重要文化財に指定されています。関ヶ原の戦いで徳川家康に功績を認められた山内一豊が築域を始めた城で、賢夫人で有名な妻千代と愛馬の像もあります。

おすすめルート&スポット一覧

下記の地図からおすすめサイクリングルートやサイクリングに便利なスポット(※)(例:レンタサイクル、駐輪スペース、休憩スペースなど)をお調べいただけます。 
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四国一周サイクリング ~ CHALLENGE1,000Kmプロジェクト ~

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ロマン溢れる四国サイクリング

本州と3つの橋でつながる「四国」は、自然とローカルの魅力がたっぷり詰まった、まさにサイクリングアイランド! 各県から見える海(瀬戸内海/太平洋/宇和海)や西日本一の標高を誇る石鎚山をはじめとした山々など、大自然と隣り合わせで「四国1,000キロルート」が楽しめます。気候や文化など、各地で異なる四国を五感で楽しみながら、各ルートを巡ってはいかがでしょうか? 詳細は下記リンク先からご覧いただけます。