今話題のアンパンマン!やなせたかし記念館、アンパンマンミュージアムなど、家族で四国を楽しもう!

アンパンマンの生みの親・やなせたかしと高知県香美市の魅力

困っている人、飢えている人に食べ物を差し出す「逆転しない正義」を体現した「アンパンマン」。
そんな国民的キャラクター「アンパンマン」の生みの親・やなせたかしさんとその妻・暢さんのゆかりの地として注目されているのが高知県香美市には、美しい渓谷や清流、四国山地の絶景が広がる自然豊かな地域に、「アンパンマン」ファン必見の「やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム&詩とメルヘン絵本館」があります。

高知県香美市の魅力

高知県香美市の魅力

香美市のある物部川地域は、美しい渓谷や清流、四国山地の絶景が広がり、自然と触れ合えるスポットも豊富。さわやかな香りが特徴の「物部ゆず」や、清流で育つアユやアメゴなどの川魚、新名物として注目されるシカ肉など、地元の食材を使った郷土料理も魅力のひとつです。

やなせたかし記念館とは?見どころは?家族で楽しむアンパンマンの世界

やなせたかし記念館は、アンパンマンの世界を存分に楽しめる「アンパンマンミュージアム」と、やなせたかしさんが編集長を務めた雑誌『詩とメルヘン』の原画などを集めたギャラリー「詩とメルヘン絵本館」、そして企画展が開催される「別館」から構成されています。アンパンマンミュージアムでは、絵本の原画や、アンパンマンたちが暮らす町をミニチュアで再現したジオラマなど、館内のいたるところでアンパンマンとその仲間たちに出会うことができます。

開館以来、全国から多くの家族連れが訪れ、子どもたちにとっては夢のような場所であり、大人にとってはやなせたかしさんの創作背景を深く知る学びの場として親しまれています。

また、施設の外観や周辺にもやなせたかしさんの世界観が反映されており、オブジェなども設置されているため、人気のフォトスポットにもなっています。ミュージアムショップでは、ここでしか手に入らないグッズや絵本も豊富に取り揃えられており、お土産探しにもぴったりです。

「やなせたかし記念館」周辺の観光スポットの紹介

アンパンマンの世界を満喫したあとは、家族で楽しめる周辺スポットにもぜひ立ち寄ってみてください。香美市の大自然が生んだ神秘の「龍河洞」や、山の上に広がる絶景の「天空の菜の花畑」、さらに少し足を伸ばせば、南国市の「西島園芸団地」で季節のフルーツ狩りや色とりどりの花を楽しめます。
龍河洞
約1億7500万年かけて創られた日本を代表する鍾乳洞です。国の天然記念物・史跡に指定され、約1kmの公開コースでは神秘的な景観を探検気分で楽しめます。洞内では弥生時代の生活跡や、世界的に珍しい弥生式土器「神の壺」が見つかり、太古のロマンを感じさせます。ヘッドライトで進む冒険コースもおすすめです。
天空の菜の花畑(香美市香北町)
香美市香北町にある「天空の菜の花畑」は、標高300mから香北町を一望できる絶景スポットです。8段以上の段々畑、約30アールの広大な敷地に菜の花が咲き誇ります。近年、新聞やSNSで話題となり、隠れた名所から人気の観光スポットとなっています。
西島園芸団地
約6ヘクタールの広大な敷地に10棟の栽培ハウスを持つ観光農園。ここでは熱帯の花々に囲まれながら、一年中、採れたてのスイカやメロンを味わえます。併設カフェでは、旬のフルーツを使ったランチやスイーツが楽しめます。1月から6月初旬には、いちご狩り食べ放題(時間制限あり)も大人気。花とフルーツに囲まれた癒しの時間を過ごせます。

移動もアンパンマンを堪能しよう!四国のアンパンマン列車

ご家族での旅行には車移動も便利ですが、移動時間を存分に楽しむなら、JR四国が運行する「アンパンマン列車」がおすすめ。2025年8月現在、5種類のアンパンマン列車(期間限定車両除く)が運行されており、アンパンマンとその仲間たちで彩られています。

列車によっては、車内にはアンパンマンとその仲間たちのイラストや装飾が随所に施されるなど、乗るだけでワクワクする列車は、特にお子さん連れのファミリーに大人気です。旅の移動時間が、忘れられない楽しい思い出になること間違いなしです。
あかい・きいろいアンパンマン列車(特急「南風」号)/土讃線(岡山~高知)
高知駅と岡山駅を結んで運行。1号車には「アンパンマンシート」があり、座席やカーテン、天井までアンパンマンの世界が広がります。岡山駅から「やなせたかし記念館」のある高知県まで行くことができる唯一のアンパンマン列車です。
<沿線のおすすめスポット>
【香川県】
・四国水族館(最寄り駅・宇多津駅から徒歩圏内)
・金刀比羅宮(最寄り駅・琴平駅から徒歩圏内)
【高知県】
・やなせたかし記念館(最寄り駅・土佐山田駅から「アンパンマンバス」)
8000系アンパンマン列車(特急「しおかぜ」「いしづち」号)/予讃線(岡山・高松〜松山)
虹をモチーフにしたデザインが特徴。1号車には「アンパンマンシート」が設けられています。
<沿線のおすすめスポット>
【香川県】
・栗林公園(最寄り駅・栗林公園北口駅(高松駅からひと駅))
・四国水族館(最寄り駅・宇多津駅)
【愛媛県】
・道後温泉(最寄り駅・松山駅)
宇和海アンパンマン列車(特急「宇和海」)/予讃線(松山〜宇和島)
アンパンマンとばいきんまんの大きな顔が描かれているのが特徴。
※アンパンマンシートの設備ありません。
<沿線のおすすめスポット>
【愛媛県】
・大洲城(大洲城下町)、名物「とんくりまぶし」(最寄り駅・伊予大洲駅)
・宇和町卯之町の町並み(最寄り駅・卯之町駅)
・宇和島城(最寄り駅・宇和島駅)
瀬戸大橋アンパンマントロッコ/瀬戸大橋線(岡山〜高松)
アンパンマン列車唯一のトロッコ車両。窓枠がなく瀬戸内海の潮風を感じながら瀬戸大橋を渡ることができます。
岡山から「瀬戸大橋」を渡って四国へ!
<沿線のおすすめスポット>
【香川県】
・史跡高松城跡・玉藻公園(最寄り駅・高松駅)
その他、高松市内の「ライオン通り商店街」などでは、香川名物「骨付鳥」など、地元で長く愛される味を楽しむことができます。
ゆうゆうアンパンマンカー(特急「剣山」の一部に連結)/徳島線(徳島〜阿波池田)
車内にお子様が遊べるプレイルームとアンパンマンシートが設けられています。
<沿線のおすすめスポット>
【徳島県】
・阿波おどり会館、眉山ロープウェイ(最寄り駅・徳島駅から徒歩圏内)
・大歩危小歩危挟、祖谷渓(最寄り駅・阿波池田駅から土讃線に乗換)

駅にあるアンパンマンおたのしみスポット!

駅にあるアンパンマンおたのしみスポット!

高知駅構内や、高松駅ビル「TAKAMATSU ORNE」北館4階にある「高松アンパンマン列車ひろば」では、記念撮影ができるスポットやオブジェが楽しめます。
さらに、高松駅、土佐山田駅、徳島駅、松山駅、伊予西条駅の改札内には、アンパンマンたちと記念撮影ができるベンチが設置されているので、ぜひ探してみてください!

子ども大喜び間違いなし!アンパンマンルームに泊まろう!

アンパンマン好きなお子さんとの四国旅行なら、宿泊先も“アンパンマンと一緒”はいかがでしょうか?
香川県高松市にある「JRホテルクレメント高松」では、ファミリーに大人気のアンパンマンルームを用意しています。高松駅直結でアクセス抜群のこのホテルは観光の拠点としても便利。

アンパンマンが描かれたルームキーで部屋に入れば、アンパンマンたちのおもちゃや絵本、オリジナルアメニティなどが出迎えます!部屋からは、シンボルタワーや高松駅を一望することができます。

アンパンマン列車の旅と合わせて、この特別なお部屋に宿泊すれば、思い出に残る旅行になること間違いなし。人気が高いため、早めの予約がおすすめです。

家族旅行の定番スポット!みんなで楽しむ水族館&動物園

四国水族館
「四国水景」をテーマにした水族館。太平洋、瀬戸内海、四万十川、仁淀川など、四国ならではの水中世界を再現。単なる生物展示にとどまらず、四国の文化や人々の営みと共にある環境までを水槽内で表現しており、訪れる人々に感動と発見を提供します。
むろと廃校水族館
廃校になった小学校を再利用したユニークな水族館。屋外プールを改装した大水槽をはじめ、約100種類、2,000匹の生き物が“入学”しています。当時の机や椅子が残るノスタルジックな空間で、タッチプールや深海生物の展示も楽しめます。学びと癒しを提供する、地域に根差した魅力的なスポットです。
日和佐うみがめ博物館カレッタ
「日和佐うみがめ博物館カレッタ」は、世界でも珍しいウミガメ専門の珍しい博物館です。屋外プールでは悠々と泳ぐウミガメを間近で見られ、エサやり体験も人気。世界最高齢の飼育個体「浜太郎」にも出会えます。ウミガメの生態や歴史を楽しく学べ、自然との共存を考えるきっかけとなる施設です。2025年7月にリニューアルオープンしました。
愛媛県立とべ動物園
愛媛県立とべ動物園は、広々とした敷地で約180種もの動物が飼育されており、特にホッキョクグマのピースは全国的にも有名です。動物たちが自然に近い状態で暮らせるよう工夫された展示が特徴で、来園者は動物たちの生き生きとした姿を間近で観察できます。家族連れはもちろん、大人も楽しめる学びと癒しの空間です。
高知県立のいち動物公園
動物たちが自然に近い環境で暮らす姿を観察できる動物園。広大な敷地には、キリンやレッサーパンダなど世界の動物たちがおり、展示方法も工夫されています。特に、動物たちが活発に動く様子を見られる工夫が凝らされ、子どもから大人まで一日中楽しめる人気のスポットです。過去にはトリップアドバイザー日本の動物園・水族館ランキングで第1位を獲得しました。
しろとり動物園
自由過ぎる動物園として話題になった動物園。たくさんの動物と触れ合えることはもちろん、トラやヒョウなどの肉食獣も赤ちゃんの時は触れ合うことができます。また、ヤギや犬の他、色々な動物のショータイムがあり、迫力満点のパフォーマンスを見ることもできます。また、zooワーケーションのご利用もでき、集中して仕事をしたら、合間の時間で動物との交流を楽しむことで気分転換になります。

四国の食と文化を家族で体感!

阿波おどり会館
世界に誇る徳島の阿波おどりが年間を通して楽しめる施設です。1番の目玉は阿波おどりホールです。ここでは、専属連の阿波おどりを堪能し、その後一緒に踊ることができます。また、阿波おどりの歴史が楽しみながら学べる阿波おどりミュージアムや、徳島のお土産が揃う徳島県立物産観光交流プラザもあります。5階は、眉山ロープウェイ山麓駅になっています。
【食文化体験】中野うどん学校 高松校
中野うどん学校の高松校。粉を練るところから始まって麺棒でのばし、茹でて食べるまで、うどんティーチャーズが指導。40分~60分で伝授します。作った後は試食のお楽しみ! 自分で作って食べるうどんの味は格別です。
卒業の記念に掛け軸がもらえます。
砥部町陶芸創作館
砥部焼を創る楽しさを体験する施設で、3つの体験コースを用意している。いろいろな器から好きなものを選び、絵や言葉を書く「絵付け体験」、電動ろくろを使用し好きな形を創る「ろくろ体験」、土を押し広げたりつまんだり、型に木べらでたたいて整形する「手びねり体験」があり、好みに応じた方法でオリジナルの砥部焼を創ることができる。

親子で楽しむ!四国の遊び場と絶景スポット

えひめこどもの城
自然豊かな高台に広がる「えひめこどもの城」は、子どもたちの笑顔が絶えない場所です。園内を巡るロードトレインやサイクルモノレールも人気。城自体がジャングルジムのような造りで、天候を気にせず楽しめます。ボールプールや創作体験、季節イベントもあり、幼児から大人まで一日中満喫できます。
ニューレオマワールド
ニューレオマワールドは、中四国最大級のテーマパークです。スリル満点のアトラクション、約250万球の壮大なイルミネーション「レオマ光ワールド」、四季折々の花が咲き誇るフラワーガーデン、そして世界各国の遺産を再現した「オリエンタルトリップ」など、見どころ満載。子どもから大人まで、一日中楽しめる非日常空間が広がります。
海洋堂ホビー館四万十
「アニメ」や「フィギュア」といった日本が世界に誇る文化を堪能できる海洋堂ホビー館四万十は、四万十川の山奥に位置します。精巧なデザインとユニークなモチーフで知られる世界的なフィギュアメーカー海洋堂の、キャラクター、恐竜、動物など1万点以上のフィギュアを展示。体験コーナーもあり、子どもから大人まで楽しめる日本のポップカルチャー発信基地です。
鳴門の渦潮(渦潮観潮船)
「世界三大潮流」に数えられる「鳴門の渦潮」。春は1年で一番大きな渦潮が見られるベストシーズン!四国と淡路島との間わずか1.3㎞の鳴門海峡では、満潮と干潮が1日2回ずつあり、その前後1時間半が迫力のある渦潮の見頃です。「潮見表」をチェックして船に乗るのがおすすめ。
大歩危峡遊覧船
吉野川が四国山脈を横切るところに結晶片岩が水蝕されてできた渓谷は千態万様の奇観を見せている。深い渓谷と含礫片岩(徳島県指定天然記念物)、四季折々の渓谷美を堪能できます。
あわぎん眉山ロープウェイ
「眉のごと雲居に見ゆる阿波の山」と万葉集にも詠まれた眉山は徳島市のシンボルです。標高290mの山頂からは徳島市街はもとより、天気の良い日には淡路島、紀伊半島までもが一望できます。眉山ロープウェイで約6分間の小旅行をお楽しみください。

家族で歴史探訪!四国のお城と史跡めぐり

金刀比羅宮
「こんぴらさん」として親しまれる金刀比羅宮は、海の神様を祀る神社です。本宮まで785段、奥社まで合計1368段にも及ぶ長い石段が有名。参道沿いには大門や旭社などの歴史的建造物、宝物館が点在し、第一級の美術品や文化財が楽しめます。周辺には旧金毘羅大芝居(金丸座)など見どころも豊富です。
栗林公園
栗林公園は、約400年前に造られた日本最大級の文化財庭園です。広大な敷地に池や築山が配された「池泉回遊式」の庭園は「一歩一景」と称され、四季折々の美しい景観を楽しめます。特に春と秋のライトアップでは、桜や紅葉が水面に映り込み、息をのむような絶景が広がります。
松山城
松山城は、全国に12ヶ所しか現存しない江戸時代以前の天守を持つ貴重な城です。天守は小天守や隅櫓と連結した連立式で、その優れた防備は日本の代表的な城郭建築として評価されています。城内21棟が国の重要文化財に指定されており、司馬遼太郎の『坂の上の雲』でも文学都市松山の象徴として描かれ、松山市のシンボルとして親しまれています。
宇和島城
宇和島城は、国内に現存する12天守の一つです。かつては宇和島湾に面し、築城の名手・藤堂高虎による不等辺五角形の縄張りと優れた築城術が活かされた堅城でした。急な石段を登り切ると、山頂には当時のままの三層三階の天守が佇んでいます。天守内部からは、宇和島湾と宇和島の町並みが一望でき、木の温もりを感じられます。
史跡高松城跡・玉藻公園
瀬戸内海の海水をお堀に引き込んだ城は、日本三大水城の一つとして知られています。園内には国の重要文化財である艮櫓、月見櫓、水手御門、渡櫓、披雲閣が点在し、国の名勝に指定された披雲閣庭園も見どころです。春には桜見物や植木市、秋には菊花展など、多彩な催しも開催されます。
宇和町卯之町の町並み
宇和島藩の在郷町・宿場町として栄えた卯之町の町並みは、情緒ある景観を残す国の重要伝統的建造物群保存地区です。白壁や格子窓の和風建築に加え、洋風建築も点在し、時代の移り変わりを感じさせます。今も続く老舗が賑わい、散策しながら当時の面影を偲べます。

四国ならではの体験を楽しもう!

四国には、親子で一緒に楽しめる体験がたくさんあります。川を下る遊覧船やラフティング、できたてを味わううどん作り体験、昔ながらの技にふれる和紙すきや染め物、陶芸体験など、子どもたちの五感を刺激するアクティビティが盛りだくさん。
お祭りの踊りに挑戦したり、農園で果物を収穫したりと、見るだけでなく「やってみる」楽しさが、旅の思い出をより深くしてくれます。四国の自然と文化を、家族みんなで体験してみましょう。

ファミリー向けモデルコースも要チェック!

やなせたかし記念館を中心に、アンパンマン列車やアンパンマンルーム、自然や文化にふれられる体験スポットなど、四国には親子で楽しめる場所がぎゅっと詰まっています。車での移動もしやすく、スポットを自由に組み合わせられるのも魅力。限られた時間で四国を満喫するために、子どもの年齢や興味に合わせて、モデルコースを活用して充実した家族旅行を計画しましょう!