「たたき」とは、その名の通り「叩く」を意味しており、味付けの際に塩やタレなどを叩いて馴染ませたことに由来するといわれています。
高知県では「たたき」が非常にポピュラーで、地域によってはウツボなどの魚、肉やしいたけ、かぼちゃやなすなど、カツオ以外の魚や肉、野菜などもたたきにして食べられているんです!
「かつおのたたき」と聞くと、豪快な炎の中でカツオを炙る映像が真っ先に思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか?しかし、実は炙ることそのものが「たたき」ではないんです!
「たたき」とはあくまでも「叩いて味付けをする」手法のことであり、炙らずとも、例えばフライパンなどのうえで焼いたものでも味付け次第では「たたき」と呼ばれます。
ちなみに、よく見るワラで豪快に炙ることは「かつおの藁焼き」と呼ぶことが正しく、油分を含むワラを燃やすことで一気に熱することができ、外はこんがり・中はレアに焼き上がるのだとか。ワラで炙ることにも理由やこだわりが隠されているのですね!