奇橋あり!渓谷あり!の秘境スポット

冒険心くすぐられる四国旅へ

深山幽谷の地に架かる橋や東洋のマチュピチュと呼ばれる鉱山遺跡など、足をのばして訪れたい秘境スポットがある。ノスタルジーな雰囲気も楽しみながら、まだ見ぬ四国の魅力を発見しよう。

【徳島】さらなる秘境を目指す「奥祖谷二重かずら橋」

渡るだけでドキドキ!のスリル体験
日本三大秘境のひとつ、祖谷。「祖谷のかずら橋」が有名だが、さらに山深い場所にある「奥祖谷二重かずら橋」は、まさに秘境中の秘境!シラクチカズラで作られた橋で、かつて平家が「平家の馬場」に訓練に通うために使ったといわれている。長さ約44mの男橋と約22mの女橋が平行して架かり、実際に渡ることができる。

【香川】山中に溶けこむ古城のようなダム「豊稔池堰堤」

重要文化財に指定されている貴重な造り
柞田川上流にあるダムで、中世ヨーロッパの古城のような見た目がフォトジェニック。約80年前に建てられたマルチプルアーチ式のダムは日本に2基しかない貴重なもので、重要文化財に指定されている。堤長145m、堤高30mのダムは、上から見下ろしても下から見上げても絵になる風景が撮影できる。

【愛媛】東洋のマチュピチュ「マイントピア別子」

神秘的な鉱山遺跡を散策
日本三大銅山のひとつ、別子銅山の鉱山遺跡を利用したテーマパーク。東平貯鉱庫跡やインクライン跡などの遺跡が見られる東平ゾーンと、銅山の歴史を学べる観光坑道や体験施設が点在する端出場ゾーンで構成される。特に別子銅山のシンボル「索道基地跡」を見下ろすように撮影すると、マチュピチュらしい写真が撮影できる。

【高知】「にこ淵」で仁淀川の清流に感動

ハイライトは秘境感あふれる滝壺
高知の清流といえば四万十川が有名だが、高知市内から車で40分ほどのところに、もうひとつの清流「仁淀川」がある。その青く輝く川景色は「仁淀ブルー」と称され、にこ淵と安居渓谷、中津渓谷の3スポットで見ることができる。特に仁淀ブルーの名付け親であるカメラマン・高橋宣之氏が「この青こそ仁淀ブルー」と賞賛した「にこ淵」の景色は必見。滝壺へは急こう配の山道をロープや階段で進む秘境感も一緒に楽しめる。