新居浜太鼓祭りとは?時期や見どころ、あわせて行きたい観光スポットをご紹介!

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四国三大祭りのひとつに数えられている新居浜太鼓祭りは、愛媛県新居浜市で毎年10月中旬に開催されます。迫力満点の太鼓台(チョーサ)と太鼓の音で熱気に満ちあふれ、地元住民だけでなく、多くの観光客をも魅了します。

新居浜太鼓祭りとは?

新居浜太鼓祭りは、愛媛を代表する秋祭り。金糸刺繍で彩られた高さ約5.5m、長さ約12m、重さ約2.5tにもなる巨大な太鼓台(チョーサ。山車の一種。)が勇壮に市内を練り歩き、辺りは興奮に包まれます。太鼓台は元々、豊年の秋を感謝して氏神に奉納されていたもので、その起源は平安時代または鎌倉時代まで遡るのだとか。豪華絢爛な太鼓台がダイナミックに練り歩く姿と、意匠を凝らした繊細な装飾は見応えバツグン。明治中期以降に大型化した太鼓台は、市内在住の祭り職人たちの手によって修理や新調され、伝統や技術が継承されています。

新居浜太鼓祭りの見どころ

最大の見どころは「かきくらべ」。かき棒の上に乗った指揮者の指示のもと、重さ約2.5tにもなる太鼓台が150ほどのかき夫(男衆)の力だけで担ぎ上げられる様は、その勇壮さから「男祭り」とも呼ばれる所以。8地区全54台の太鼓台が集結し、躍動する太鼓台が道路を埋め尽くす姿はまさに圧巻です。
また、太鼓台上段部の布団締めが飾られている部分には、四面に一対ずつ、にらみ顔の龍の刺繍が取り付けられており、独特の立体刺繍の華麗さに惹きつけられます。

内宮神社「かきあげ」

内宮神社「かきあげ」

新居浜太鼓祭りの開幕を告げる豪快な神事(角野地区)。夜明け前の暗闇の中、ドーンという砲声を合図に、勇ましいかき夫たちは、太鼓台を担いで100段程ある石段を駆け登ります。
参道を埋め尽くした観客からの威勢の良い掛け声に合わせ、力強く登っていくかき夫たちの姿は、初日一番の見どころです。

画像提供:一般社団法人新居浜市観光物産協会

会場・アクセス・開催日時

■会場:
新居浜市内の各地区(大生院地区・川東地区・川東西部地区・川西地区・船木地区・角野地区・泉川地区・中萩地区)

■アクセス:
会場ごとに異なるため、詳しくは新居浜市観光物産課(0897-65-1261)にお問い合わせください。
※臨時駐車場の開設や無料シャトルバスの運行あり。
※市内一部で交通規制あり。

■開催日時:
例年10月15日~10月18日開催

動画(「四国コンテンツ映像フェスタ2020」優秀賞作品)



「四国コンテンツ映像フェスタ2020」(主催:総務省四国総合通信局、四国情報通信懇談会)で「新居浜太鼓祭り」を題材とした映像がプロ・セミプロ・自治体部門で優秀賞に選ばれた動画です。是非、現地で体感する前に新居浜太鼓祭りの華やかで勇壮な様子と祭りに取り組む人たちをご覧ください。

せっかく新居浜に行ったなら訪れたい観光スポット

四国屈指の臨海工業都市として知られる新居浜市は、海と山に囲まれた自然豊かな場所。『東洋のマチュピチュ』と呼ばれる別子銅山の産業遺産群など、一度は見ておきたい絶景をお楽しみください!
旧別子銅山 東平
新居浜の深い山中に現存する別子銅山の産業遺産群。別子銅山の閉山に伴い、現在はその跡だけが残されます。石垣やレンガで造られた建物のイメージと高所にあることから『東洋のマチュピチュ』と呼ばれ、多くの観光客を集めています。また、天気の良い日には新居浜市街と遠く瀬戸内海を見渡せる絶景地でもあります。
道の駅 マイントピア別子
県道47号、別子・翠波はな街道沿いにある道の駅。敷地内には別子銅山最後の採鉱本部跡地を利用した鉱山のテーマパークがあり、日本初の山岳鉱山専用鉄道を復元した鉱山鉄道・観光坑道、露天風呂や岩盤浴が楽しめる温浴施設、レストランなどがあります。また、東洋のマチュピチュへの観光バスの発着地点でもあります。
別子ライン
新居浜市内の中心を流れる国領川の上流にある約10㎞の渓谷景勝地。春の桜や夏の新緑、秋の紅葉が美しく、四季折々の景観を楽しむことができます。四季ごとに変わる景観を一目見ようと県内外を問わず、多くの行楽客が訪れている。また、県道47号線の車窓から景観が望めるドライブコースもおすすめです。
あかがねミュージアム
新居浜市美術館をはじめ、実物の太鼓台を展示している太鼓台ミュージアムや多目的ホール、シアター、カフェなどを備えた新居浜市の総合文化施設。新居浜駅に隣接しており、外観には新居浜発展の礎となった銅板が使用されている。新たな芸術文化の創造・発信拠点として世代を超えた人々に利用されています。
四国鉄道文化館/鉄道歴史パーク in SAIJO
「新幹線生みの親」と呼ばれる十河信二氏ゆかりの地に誕生した四国初の本格的な鉄道博物館。初代の0系新幹線電車を始め、DF50形ディーゼル機関車やC57形蒸気機関車、キハ65形急行用気動車、DE10形ディーゼル機関車、フリーゲージトレイン第2次試験車の計6両を展示しており、一部車両は運転席や客室に乗車もできます。
石鎚山
石鎚山(いしづちさん)は、四国山地に位置する西日本最高峰(標高1,982m)の山です。古くから山岳信仰の対象とされ、日本七霊山の一つに数えられています。山頂部は弥山(みせん)、天狗岳(てんぐだけ)、南尖峰(なんせんぽう)などの峰々からなり、変化に富んだ景観が魅力です。石鎚国定公園に指定されており、登山や自然観察の名所として親しまれています。
第64番札所 石鈇山 金色院 前神寺
四国八十八ヶ所霊場の第六十四番札所、石鈇山金色院前神寺(いしづちさんこんじきいんまえがみじ)は、日本七霊山の一つ、石鎚山の麓に位置します。奈良時代初期、修験道の祖である役行者小角(えんのぎょうじゃおづぬ)によって開基されたと伝えられ、真言宗石鈇派の総本山です。
翠波高原
翠波峰一帯の高原で、瀬戸内海や四国山脈まで360度の大パノラマが広がる景勝地。春には菜の花、夏から初秋には早咲きコスモスが一面に咲き誇り、訪れる人々を華やかに迎えます。また、花々に併せて開催される菜の花まつり(4月下旬)、コスモス祭(8月下旬)は、多くの見物客で賑わいます。
タオル美術館
タオルとアートを融合した世界でも珍しいタオルミュージアム。今治産タオル製品やタオルをアートとして魅せるギャラリー、太陽と緑あふれる四季折々の花々が咲き誇る広大なヨーロピアンガーデンを楽しめます。SNSで話題の「糸巻の壁」をはじめ、冬にはガーデンイルミネーションなどもおすすめです。
しまなみ海道(西瀬戸道)
瀬戸内しまなみ海道は、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ全長約60kmの自動車専用道路。自然環境の保全に配慮し地形改変を極力避けて計画されたため、規模や形式の異なる橋が架けられています。新尾道大橋以外の各橋には、原動機付き自転車道と自転車・歩行者専用の道路があり、多島美を眺めながらサイクリングも楽しめます。

MAP

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