和三盆お菓子作り

見た目も楽しめるお菓子づくり体験

四国で伝統的に生産されている高級砂糖、和三盆を使ったお菓子作りはとてもシンプルなので大人から子供まで楽しめます。また、菓子木型を使うので見た目も可愛くとても綺麗に仕上がります。

讃岐和三盆とは

和三盆は、主に四国東部で伝統的に生産されている高級砂糖です。中でも香川県東部で作られる和三盆を「讃岐和三盆」といいます。
讃岐和三盆の原料は、竹糖という在来品種の細長いサトウキビ。沖縄産などのサトウキビと比べて細く小さい竹糖は収穫量も少なく、伝統的な製法で作られる和三盆はとても希少です。昔ながらの伝統を守り続ける、職人の丁寧な手工程と熟成された感覚を経て、優しい口どけ、ふわふわパウダー状の讃岐和三盆が完成します。

和三盆の伝統和菓子、干菓子

菓子木型を用いた作り方
和三盆を用いた代表的な和菓子の一つに、干菓子と呼ばれる型抜き菓子があります。手彫りの木型を用いて作られる、伝統的なお茶菓子です。
四季折々の花鳥風月を象った美しい菓子木型、その発祥は江戸時代まで遡ります。干菓子そして練り切りも、この菓子木型を用いて作られます。しかし今では菓子木型職人が激減してしまい、香川では唯一、現代の名工にも選ばれている吉原吉博さんが、伝統の技を受け継いでいらっしゃいます。
そんな伝統菓子、干菓子作りを体験できる教室や工房が、香川県内にいくつかあります。

干菓子作り体験の工程

型を選んで馴染ませる
干菓子作りの工程はとてもシンプル。まず好きな型を選び、和三盆糖に色付けを兼ねて少し水を含ませます。程よい固さになるまで馴染ませたら、いよいよ型詰め。そして慎重に型から外せばもう完成です! もちろんその場で試食も出来ますよ。 また完成した干菓子は、化粧箱に入れてお持ち帰りできますので、お土産にもいいですね。手作りの干菓子を食べながら体験を振り返るのも、贅沢な楽しい時間です。

完成したお菓子を試食

完成したお菓子を試食

繊細そうに見えて、実はお子様にも挑戦しやすい干菓子作り。親子体験にぴったりです。教室によっては、出来立ての半生干菓子をその場でお抹茶と一緒に試食出来たり、練り切り作り体験も合わせて出来るコースも用意されています。