発掘〜発信〜集客までワンストップで行う観光コンテンツ創出事業 〜観光にワクワク感を〜

取り組み事例を紹介します。

(1)参加型フィールドワークによる地域コンテンツの発掘
普段見慣れた風景を地域住民と有識者と共に歩くことで、新たな地域観光コンテンツの発掘に取り組みました。フィールドワークプログラムは、大きく2つです。
1つ目は、屋島西小学校5年生を対象に、地域の魅力を再発見する参加型フィールドワークを実施しました。森林インストラクターの横山昌太郎さん・NPO法人みんなでつくる自然史博物館・香川の松本慶一さんをお招きして、屋島の動植物や自然について学びました。ルーペや顕微鏡を用いて、動植物を間近で観察しながら歩くのですが、子供達だけでなく先生も地面に這いつくばりながら観察するほど、参加者の興味を引く内容だったように感じています。ただ一方的に学ぶだけで終わらないように、面白いと感じた事柄をクイズ作成し、子ども達のアウトプットに繋げる教育プログラムを提供しました。学校の授業や自宅で屋島の自然や動植物等の周辺情報を調べ、深堀りし、深い学びに昇華していきました。
2つ目は、香川県内の地域住民を対象に、地質の専門家である、香川大学・長谷川修一先生の参加型フィールドワークを行いました。屋島の景色がどのようにできたのか、屋島がなぜ国の天然記念物なのか等、屋島の地形・地質の不思議について、あれこれ考えながら屋島を歩きました。こちらも同様、参加者によるクイズ作成を行いました。

(2)地域コンテンツを活用した観光イベントの企画・実施
自然・地質・昆虫の専門家の次は、海の専門家と連携した観光イベント「ギョギョッとびっくり、さかなクントークショー in 高松」を、2023年2月18日(土)にAJI CIRCULAR PARK(アジサーキュラーパーク)香川県高松市)にて開催します。瀬戸内海には400種を超える魚類を始め、多くの水生生物が様々な生態系を育んでいます。この貴重な自然環境を守っていくために、地域住民や子どもたちにその価値を共有していくことが大切です。そこで、東京海洋大学名誉博士でもある「さかなクン」を招待し、瀬戸内海の地魚や環境のお話、生態系や海を守る取り組みについて学ぶトークショーを開催する予定です。

(3)クイズアプリを使った地域コンテンツの発信
(1)や(2)で作ったクイズは、arcクイズアプリ「arcQuiz(仮称)」にて、誰でも楽しむことができます。クイズアプリは、「いいね」ボタンでクイズ作成者のモチベーションを向上させたり、「諸説」ボタンでコメントを残せる機能を実装し、地域コンテンツを多角的な視点で集約できる仕様になっています。観光客は旅マエの事前情報調査としてて活用できます。現時点では、高松市屋島エリア中心のクイズが主ですが、今後は幅広い地域で、歴史・人物・動植物などのコンテンツを拡充予定です。

SDGsの目標

  • 4.質の高い教育をみんなに
  • 8.働きがいも経済成長も
  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 14.海の豊かさを守ろう
  • 15.陸の豊かさも守ろう
  • 16.平和と公正をすべての人に
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住所 香川県さぬき市
お問合せ先一般社団法人arc
担当者名藤田 然吏
メールアドレスmail@arc.tours