わらマンモス

広大な田園風景の中に現れる巨大な藁で作られたアート作品。
マンモスを模したこの作品は、地元住民と武蔵野美術大学の協力によって2011年に制作されました。もともとは「れんげまつり」を盛り上げるために作られた作品でしたが、そのユニークな存在感から町のシンボルとして親しまれるようになり、現在では常設展示されています。
親、子、孫の三世代のマンモスで構成され、特に親マンモスは高さ６メートルにも達する迫力です。また、それぞれ名前があり、親マンモスは『わらら』 、 子マンモスは『まい』、孫マンモスは『れん』といいます。地元で収穫された稲わらを使用し、毎年３月から４月にかけて地元住民の手で藁の張り替え作業が行われ、美しい状態が保たれています。
JR予讃線伊予石城駅から徒歩３分とアクセスも良く、駅を降りるとすぐに田んぼの中に佇むマンモスを見ることができます。春には周囲の田んぼにれんげの花が咲き、わらマンモスとの美しいコントラストを生み出します。夜間のライトアップも幻想的です。
地域住民の熱意と武蔵野美術大学のアートの力が融合して生まれたわらマンモスは、他に類を見ないユニークな観光スポットです。西予市宇和町を訪れた際には、ぜひこの巨大な藁のマンモスに会いに行ってみてください。