愛媛県のソウルフード・鯛めしとは?2種類の鯛めしの違いや歴史から美味しい食べ方までご紹介!

愛媛県の西側には黒潮が流れ込む宇和海が広がります。この栄養豊かな海で育った魚は愛媛の魅力。なかでも、鯛は全国上位の漁獲量を誇ります。お刺身はもちろん、鯛そうめん、法楽焼、鯛かつ丼といった様々なご当地グルメがあるのが魅力ですが、一度は食べたいのが愛媛のソウルフード「鯛めし」です!

愛媛が誇る名物グルメ「鯛めし」とは?実は2種類あるんです!

今ではすっかり愛媛の定番になった鯛めし。ですが、「鯛めし」といっても2種類あるんです!
「宇和島鯛めし」(漬け)と呼ばれているものは、宇和島市などの南予地方発祥の食べ方。鯛の生の切り身を醤油、みりん、ごま、だし汁をあわせたたれに漬け込み、ご飯の上にのせて卵黄を落とす食べ方です。
一方で、「鯛めし」(炊き込み)と呼ばれるのが松山市や今治市などで親しまれている鯛を丸ごと1匹、土鍋や釜で炊き込んで食べる食べ方。
どちらも美味しく愛されているので、食べ比べてお気に入りを見つけてみてくださいね♪

第3の「鯛めし」!?「洋風焼き鯛めし」が誕生

第3の「鯛めし」!?「洋風焼き鯛めし」が誕生

2025年洋食文化が根付く東予地域で、新たに「東予・洋風焼き鯛めし」が誕生しました!!
これまで”炊き”と”漬け(活き)”の2種類だった「鯛めし」に新たに”焼き”が加わりました。
東予・洋風焼き鯛めしは”洋風”という名のとおり「ハイカラ感」のある味わいが特徴的。これまでの2種類以上に店舗ごとで個性的な特徴的をもった鯛めしを味わえます。

それぞれの「鯛めし」のなりたち、起源

「鯛めし」(炊き込み)の起源は一説によると、神功皇后が朝鮮出陣の際(200年頃)、戦勝祈願のために地元の漁師から献上された料理が「鯛めし」の起源とされています。鯛は『日本書紀』にも記述があるほど古くから日本人に親しまれてきた食材なんです。
一方で、「宇和島鯛めし」(漬け)の起源は一説によると、漁師が火を使えない船の上でも簡単につくれる料理として食べ始めたと言われています。当時はよく獲れるアジを使うことが多かったところ、華やかな鯛を使ったものが「鯛めし」として今まで親しまれているのだとか。

「鯛めし」(炊き込み)の美味しい食べ方

まず、「鯛めし」(炊き込み)を食べる際には、炊きたてのご飯と鯛の身を一緒に一口。鯛の脂が染み渡ったご飯の味は格別です。また、好みで刻みネギや海苔をトッピングすると、見た目にも鮮やかで、風味が増します。さらに、ポン酢や醤油を少量加えることで、鯛の旨味が引き立ち、絶妙な味わいに!

「宇和島鯛めし」(漬け)の美味しい食べ方

「宇和島鯛めし」(漬け)はまず鯛の刺身とアツアツのご飯を一緒に一口。鯛の旨味とタレの味、そしてご飯のコラボレーションは格別です。また、鯛めしを楽しんだ後の「鯛茶漬け」は、まさに至福のひととき。熱々のお出汁をかけることで、鯛の旨味がさらに引き立ち、あっさりとした味わいに変化します。サラサラとご飯が進み、もう一杯おかわりしたくなるかも?

鯛めしが食べられるお店

愛媛県内には鯛めしを楽しめる美味しいお店がたくさん。
「鯛めし」(炊き込み)「宇和島鯛めし」(漬け)「東予・焼き鯛めし」の3種類の鯛めしを是非食べ比べてみてください♪

「鯛めし」のおすすめ店(しこくるり「旅ぱす」利用可能施設)
「宇和島鯛めし」(漬け)
旬膳 郷土膳 和日輔(わびすけ)
ASAHI

まとめ

いかがでしたか?地元のみならず全国で愛される鯛めしをぜひ本場で味わってみてくださいね!
また、この他にも四国には美味しい食べ物がいっぱい!以下から気になるグルメをぜひご覧ください♪