西条まつりとは?時期や見どころ、あわせて行きたい観光スポットをご紹介!

豪華絢爛なだんじりで知られる西条まつりは、愛媛県西条市で毎年10月中旬に開催されます。お祭り期間中は、地元企業や学校の多くが休みになり、遠方からも西条市出身者が祭りのために帰省するなど、地元に強く愛されている活気あるお祭りです。

西条まつりとは?

西条まつりは、江戸時代から続く愛媛県西条市の伝統的な秋祭りで、約150台の屋台(だんじり、みこし、太鼓台)が神社に奉納される豪華絢爛な祭りです。五穀豊穣を神様に感謝する神事で、嘉母(かも)神社、石岡(いわおか)神社、伊曽乃(いその)神社、飯積(いいづみ)神社の4つの神社の例大祭を総称して西条まつりと呼ばれます。
市内各地から屋台が神社に奉納されますが、とりわけ、伊曽乃神社祭礼で奉納されるだんじりとみこしの数は、他では見られない規模の多さです。
祭りでは武者絵や花鳥などの彫刻を施した屋台が列をなし、太鼓や祭ばやしが町内に響き渡り、地元住民だけではなく観光客も一緒になって賑わいを見せます。

西条まつりの見どころ

トップバッターとして毎年スポーツの日の前々日と前日に行われる嘉母神社祭礼。2日目の夕方、神社に戻った太鼓台が勇壮にかきくらべを行い「宮入り」をする場面は最初の見どころです。
続いて10月14日~15日に行われる石岡神社祭礼では、未明から早朝にかけて神社境内の広場に集まっただんじりやみこしが一斉にかきくらべを奉納。石岡神社祭礼の最大の見せ場で圧巻の光景です。
そして、最大規模を誇る伊曽乃神社祭礼は、10月15日深夜2時頃からの「宮出し」に始まります。百余りの提灯を灯しただんじりが勇壮に参道の石段を担ぎ上げられ、辺りは熱気に包まれます。
西条まつりの最後を飾る飯積神社祭礼では、金糸・銀糸に飾られた太鼓台が奉納され、ここでしか見ることのできない太鼓台同士を寄せ合っての勇壮華麗なかきくらべを楽しめます。

最大の目玉は、16日の「川入り渡御」

最大の目玉は、16日の「川入り渡御」

10月16日の16時~17時頃から各だんじりは市内を流れる加茂川河川敷に集合。夕日を浴びながら神様の御神輿の渡御を見送ろうと、多くのだんじりが土手に一列に並び提灯を灯す様は幻想的です。
御神輿との別れを名残惜しむかのように、川の中ではだんじりが川を渡らせまいと御神輿を取り囲み、加茂川で最後の練り合いをし、祭りは終わりを迎えます。

開催日時

■嘉母神社祭礼:10月12日、13日(毎年変動。スポーツの日の前々日・前日)
■石岡神社祭礼:10月14日、15日
■伊曽乃神社祭礼:10月15日、16日
■飯積神社祭礼:10月16日、17日
※石岡神社・伊曽乃神社・飯積神社の日程は毎年変わりません。

会場・アクセス

■会場:嘉母神社、石岡神社、伊曽乃神社、飯積神社

■アクセス
嘉母神社:JR伊予西条駅からタクシーで約10分
石岡神社:JR伊予氷見駅から徒歩約10分
伊曽乃神社:JR伊予西条駅からタクシーで約10分
飯積神社:JR伊予西条駅からタクシーで約10分
※祭り期間中は交通情報にご注意ください。

■西条市HP屋台運行コース
「西条まつり」屋台運行コース(令和6年度) - 愛媛県西条市ホームページ
https://www.city.saijo.ehime.jp/soshiki/kanko/maturi-course.html
(※更新は10月上旬予定)

西条まつりとあわせて行きたい観光スポット

西日本最高峰の石鎚山は、西条市と久万高原町の境界に位置し石鎚国定公園に指定されています。天気が良ければ瀬戸内海はもちろん、中国地方や九州地方の山々まで見渡すことができます。その他、一度は見ておきたい観光スポットをお楽しみください!
石鎚登山ロープウェイ
西条市から石鎚山への登山ルートにあるロープウェイ。標高455mの山麓下谷駅から標高1,300mの山頂成就駅まで、所要時間約8分の空の旅を楽しめます。ハイキングに最適な遊歩道やスキー場、360度の大パノラマが広がる展望台などが整備されているため、手軽に登山を楽しめるスポットです。
旧別子銅山 東平(東洋のマチュピチュ)
新居浜の深い山中に現存する別子銅山の産業遺産群。別子銅山の閉山に伴い、現在はその跡だけが残されます。石垣やレンガで造られた建物のイメージと高所にあることから『東洋のマチュピチュ』と呼ばれ、多くの観光客を集めています。また、天気の良い日には新居浜市街と遠く瀬戸内海を見渡せる絶景地でもあります。
道の駅 マイントピア別子
県道47号、別子・翠波はな街道沿いにある道の駅。敷地内には別子銅山最後の採鉱本部跡地を利用した鉱山のテーマパークがあり、日本初の山岳鉱山専用鉄道を復元した鉱山鉄道・観光坑道、露天風呂や岩盤浴が楽しめる温浴施設、レストランなどがあります。また、東洋のマチュピチュへの観光バスの発着地点でもあります。
西山興隆寺
自然に溶け込む県下随一の紅葉の名所。紅葉のシーズンになると、周囲の山々と溶け込んだ景観が見事なことから「もみじの西山興隆寺」と呼ばれています。本堂や銅鐘など多くの文化財を有しており、歴史のある建物からは自然に融合しながら威厳のある佇まいを感じることができます。
モンベルアウトドアオアシス石鎚
道の駅「小松オアシス」にあり、松山自動車道「石鎚山サービスエリア」に隣接。登山やカヤック、サイクリング、クライミング、キャンプなど、さまざまなアクティビティを楽しむための商品が幅広く取り揃えられています。また、地域の特産品を販売する産直市場も隣接されており気軽に立ち寄れます。
四国鉄道文化館/鉄道歴史パーク in SAIJO
「新幹線生みの親」と呼ばれる十河信二氏ゆかりの地に誕生した四国初の本格的な鉄道博物館。初代の0系新幹線電車を始め、DF50形ディーゼル機関車やC57形蒸気機関車、キハ65形急行用気動車、DE10形ディーゼル機関車、フリーゲージトレイン第2次試験車の計6両を展示しており、一部車両は運転席や客室に乗車もできます。
しまなみ海道(西瀬戸道)
瀬戸内しまなみ海道は、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ全長約60kmの自動車専用道路。自然環境の保全に配慮し地形改変を極力避けて計画されたため、規模や形式の異なる橋が架けられています。新尾道大橋以外の各橋には、原動機付き自転車道と自転車・歩行者専用の道路があり、多島美を眺めながらサイクリングも楽しめます。
本谷温泉館
春は桜、秋は紅葉が美しい山中に佇み、古くは舒明天皇や斉明天皇も入湯されたという由緒ある温泉。渡り廊下でつながった本館と新館のそれぞれに風呂があり、本館は内風呂と家族風呂、新館は内風呂と露天風呂が揃っている。無色透明の湯は、さらっとした美人の湯で身も心もリフレッシュできる。
休暇村瀬戸内東予
瀬戸内海に浮かぶ島々を眺めながら、旅の疲れを癒すことができる宿泊施設。高台にある全室オーシャンビューの宿泊部屋は、洋室と和室が完備されている。また、日帰り利用が可能なひうちなだ温泉は、伊予の三湯の一つである本谷温泉の源泉を引いており、ガラス張りの浴室では瀬戸内海の絶景を望みながらゆったりとくつろぐことができる。また館内にあるレストランでは、瀬戸内海の旬の魚をふんだんに使った会席料理やバイキングがあり、家族連れで楽しむことができる。
湯之谷温泉
斉明天皇が入湯されたと伝えられる歴史ある温泉。古くから病気治療に効くとされており、現在も地元の人たちに湯治場として親しまれている。浴室内には温泉独特の硫黄の香りがほのかに立ち込め、浴槽には湯の花が浮き、これぞ温泉といった風情ある佇まいとなっている。また、なめらかな肌触りにこだわり、良質な冷鉱泉を昔ながらの薪で沸かしているほか、効能を維持するため100%源泉かけ流しとなっており、温泉好きにはたまらないスポットとなっている。

動画(西条まつりなど西条市内の秋まつり 2019年・12カ所【熱気】)


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