豊年踊り
ほうねんおどり南予の祭りと芸能
伊予長浜豊年踊りは、座興舞踊のひとつで、地元の文化祭等に招聘され、不定期で上演されています。大正11(1922)年頃に相生村下須戒(現大洲市長浜町下須戒)の川田時衛などが作り上げた踊りです。この踊りは15名ほどで演じられ、構成は、農民の暮らしの中心である稲作に着目しており、田植えから始まり、秋の収穫、年貢納めに至るまでの工程をストーリー化したものです。この踊りの特徴は、踊り手が農具に扮して踊るところにあります。例えば傘を使って米ともみ殻を選別する唐箕や脱穀に使用する臼などを表現するほか、人が逆立ちをして精米に使用される台唐を演じるなどユニークな構成となっています。大人だけではなく、高校生や小学生にも伝承の機会があり、長浜を代表する芸能として知られています。
開催期間 | 不定期 |
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開催場所 | 大洲市長浜町 未定 |
お申し込み先電話番号 | 0893-53-0618(伊予長浜豊年踊り事務局) |
備考 | 市指定無形民俗文化財 実施団体 豊年踊保存会 参考文献 『愛媛県の民俗芸能―愛媛県民俗芸能緊急調査報告書―』愛媛県教育委員会、1999年 |