【四国を巡る・人に出会う:第2弾】風を感じて、島を巡る。愛媛県・ゆめしま海道

瀬戸内・「ゆめしま海道」で繋がる島々を巡る

しまなみ海道の東側、上島町の4島(弓削島、佐島、生名島、岩城島)を3つの橋(弓削大橋、生名橋、岩城橋)で結ぶ「ゆめしま海道」。穏やかな瀬戸内海と島々が織りなす美しい風景の中を走り、島ならではの体験やグルメ、人との出会いを楽しめる、とっておきの島旅へ出かけました。

フェリーで海を渡り、電動キックボードで島から島へ。燻製づくりや陶芸にも挑戦しながら、ゆったりと流れる「島時間」を満喫します。

海を渡って、ゆめしま海道へ

しまなみ海道上の生口島・洲江(すのえ)港から、フェリーで岩城島の小漕(おこぎ)港へ。待っていたのは、まるで渡し舟のようなかわいいフェリー。テーマパークのアトラクションのようで、乗り込むだけでもワクワクします。

デッキに上がれば、360度に広がる瀬戸内のパノラマビュー。心地よい潮風を感じている束の間に、対岸の港がみるみる近づいてきます。わずか5分ほどの船旅ですが、島旅の始まりの特別感を感じさせてくれます。

ゆめしま海道へのアクセス・移動

ゆめしま海道へのアクセス・移動

ゆめしま海道へは船でアクセス

今回利用した生口島・洲江港~岩城島・小漕港のフェリーは約20分間隔で運航しているほか、因島や広島県・三原市、愛媛県・今治市からフェリーや高速艇が利用できます。島内には町有バスもありますが、島巡りを楽しむならマイカーやレンタサイクルの利用が便利です。
※マイカーでお越しの場合は、フェリー航路をご利用ください。

好きな食材を持ち込んで、燻製づくりに挑戦!

続いて生名島「燻製釜工房てつ燻ちゃん」で、ちょっとユニークな燻製づくりを体験します。
食材は自分たちで好きなものを持ち込みOK。
水気を切って網に並べたら、ご主人の濱田さんお手製の燻製釜へ。島内の桜の木を使い、40~50度ほどの「温燻」でじっくり煙をまとわせていきます。完成した燻製はその場でいただけるほか、お持ち帰りもできます。

チーズや卵、ししゃも、じゃこ天など、ひと口食べるごとに香ばしい薫香がふわり。なかでもチーズは期待を超えるおいしさ! 食材によって香りや味わいの変化が違うので、「次は何を燻製してみよう?」と試したくなるのも、この体験の楽しさです。

この人に会いたい!(燻製釜工房てつ燻ちゃん・濱田さん)

この人に会いたい!(燻製釜工房てつ燻ちゃん・濱田さん)

今回、燻製づくりを教えてくれたのが「燻製釜工房てつ燻ちゃん」の濱田さん。
燻製の話になると次から次へと話題が飛び出し、その探究心と燻製愛は尽きることがありません。
「これは燻製に合う」「こんな食材も面白い」と話しながら、気さくに迎えてくれる濱田さんと過ごしていると、なんだか島のおじいちゃんの家へ遊びに来たような居心地の良さ。燻製のおいしさはもちろん、濱田さんとのおしゃべりも、忘れられないひと時となるでしょう。

海風を感じて爽快!電動キックボードで島巡り

ゆめしま海道の魅力をもっと身近に感じるなら、電動キックボードでの島巡りもおすすめ。潮風を感じながら海沿いの道を走る爽快感は格別です。

のどかな島の風景の中に、弓削大橋や生名橋などの大きな橋が現れるのも、ゆめしま海道ならでは。橋を渡るたびに景色が変わり、走っているだけでもワクワクします。道中には、白い砂浜と透明度の高い青い海が広がるビーチや、カラフルな防波堤アートなど、思わず立ち止まりたくなる場所があちこちに。小さな神社に立ち寄れば、どこか懐かしい瀬戸内の島らしい情緒も感じられます。

島巡りの拠点「せとうち交流館」

島巡りの拠点「せとうち交流館」

弓削港のすぐそばにある「せとうち交流館」は、上島町エコツーリズムの拠点。ゆめしま海道をのんびり巡るなら、ここでレンタサイクルや電動キックボード(※)を借りるのがおすすめです。
また、各種体験プログラム(※)も用意されているので、自分に合ったものから島巡りを楽しんでみてください。
※利用には自動車運転免許または原付免許が必要。事前予約がおすすめ
※各種プログラムは「せとうち交流館」内の観光協会で案内しています。

土に触れて無心になる、土ひねり体験

続いて弓削島で「土ひねり体験」に挑戦。
電動ろくろではなく、手回しろくろを使い、自分の指で粘土をつまみながら器の形を作っていきます。

まずは粘土をろくろの中心に置き、山型に整えて真ん中に穴を開け、少しずつ薄く伸ばしていきます。やることはシンプルですが、これが意外と難しい! 同じところをつまみすぎると薄くなったり、広げるつもりが思わぬ形になったり…。でも、そんな偶然も手作りならではの楽しさです。
土の感触を確かめながら指先に集中していると、いつの間にか夢中に。少しくらい形がいびつでも、それが世界にひとつだけの器の個性になります。完成した作品は古川さんが仕上げて焼成。後日、自宅へ届けてもらえます。

この人に会いたい!(宗兵衛窯・古川さん)

この人に会いたい!(宗兵衛窯・古川さん)

土ひねり体験を教えてくれたのは「宗兵衛窯」の陶芸作家・古川さん。
作り方を丁寧に教えながらも、「名人と一緒ですよ」「今のところは綺麗ですよ(笑)」と軽妙なやり取りで場を和ませてくれます。
思うような形にならなくても、さりげなくアドバイスしてくれるので初めてでも安心。
土と向き合う時間はもちろん、古川さんとの会話も楽しく、自然と笑顔になれる体験でした。

島旅の締めくくりは、リモーネ・プラザでお土産探し

島巡りの最後は、岩城港(※)の目の前にある「リモーネ・プラザ」へ。店内には岩城島特産の柑橘やその加工品、地元農家の野菜など、島ならではのお土産が並びます。

なかでもおすすめは人気のレモンケーキ。ふんわりとした焼き菓子にレモンの風味がほんのり広がり、やさしい甘さで思わずもうひとつ手が伸びそうなおいしさです。
また、旬の柑橘もぜひチェックしたいところ。
旅の思い出と一緒に、島のおいしさも持ち帰ってみてはいかがでしょうか。

※岩城港から愛媛・今治港、広島・土生港行きの高速艇が運行されています。

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feelings -Kamijima Eco Tourism-

まとめ

島と島を結ぶ橋を渡りながら、どこまでも続く青い海を眺め、気になる場所があればちょっと寄り道。ゆめしま海道を巡っていると、目的地だけでなく、その途中にある何気ない風景まで旅の思い出になっていきます。
そして、燻製づくりや土ひねりを通して出会った島の人たちとの楽しい時間も、今回の旅で心に残ったもののひとつ。
美しい景色を眺めるだけではなく、島を巡り、体験し、人と出会うことで、もっと好きになるゆめしま海道。次の休日は、海を渡って瀬戸内の「島時間」を楽しんでみませんか?

近くのおすすめスポット

積善山(岩城島)
道の駅 多々羅しまなみ公園(今治市・大三島)
来島海峡サービスエリア(今治市)

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