高知の名物お菓子「芋けんぴ」を徹底解剖!歴史、美味しい食べ方などをご紹介

高知の名物といえば「芋けんぴ」。細切りのさつまいもをカリッと揚げ、砂糖でコーティングした素朴なお菓子は、高知のお土産ランキングでも常に上位に入る人気商品。
そんな江戸時代から続く「芋けんぴ」の歴史や、現地で楽しめるアレンジした食べ方まで幅広くご紹介します。

なぜ高知の名物になった?芋けんぴに秘められた歴史

実は芋けんぴは、高知が発祥の地といわれているのをご存じでしょうか?
カリッとした食感と優しい甘さで多くの人に愛されるこのお菓子は、もともと高知に伝わる「けんぴ」という伝統菓子に由来します。伝統的な「けんぴ」は小麦粉と砂糖で作られていたものですが、これに形状が似ていたことから、芋で作られたものが「芋けんぴ」と呼ばれるようになりました。
高知にさつまいもが伝わったのは江戸中期の頃ですが、台風の多い高知の気候や風土に合ったことから、盛んに栽培されるようになったこともあり、庶民の間で細切りにしたさつまいもに、当時貴重だった砂糖をまぶして作るお菓子が広まったのだとか。
今でも高知市内には芋けんぴを扱うお店がたくさんあるので、ぜひ旅の途中のおやつとして味わってみてください。

芋けんぴは甘いだけじゃない!高知で出会う、様々な芋けんぴたち

高知の芋けんぴの魅力は、その多様な種類にあります。昔ながらの定番タイプは、サツマイモ本来の風味と自然な甘さを素直に楽しめるシンプルさが特徴。甘じょっぱい「塩けんぴ」は高知県民に人気で、塩味がアクセントとなり、甘さ控えめながらつい手が止まらなくなる美味しさ。長年地元で愛され続けてきたこのお菓子は、味のバリエーションも豊かで、飽きずに楽しめるのが魅力です。コク深く濃厚な黒糖味や、爽やかな香りがさっぱりとした味わいを演出する柚子風味、四万十青のりや黒ゴマをまぶしたものなどなど。近年ではトリュフやカカオを使った高級芋けんぴも登場し、上品な風味でワンランク上の味わいを届けてくれます。

カリッ!だけじゃない!? パリッ、サクッ!な新食感の芋けんぴ

カリッ!だけじゃない!? パリッ、サクッ!な新食感の芋けんぴ

芋けんぴといえば、短冊状で、カリッとした歯ごたえが特徴ですが、そんな芋けんぴに「薄く削られた」ものがあることをご存知ですか?
最大の特徴は、芋を極限まで薄くスライスすることで生まれた、サクサクと軽やかな食感です。この繊細な薄さは職人の技術によって実現されており、油で揚げることで一層パリッとした口当たりに。従来の芋けんぴのイメージを覆すこの食感は、お土産にも喜ばれること間違いなしです。

揚げたての芋けんぴを楽しみましょう

高知観光でまず体験したいのが、揚げたての芋けんぴ。揚げたてを楽しめるのは現地ならではです。
県内で揚げたての芋けんぴを提供しているのは、国内シェアの半分を誇る人気店"芋屋金次郎"の直営店。出来立ての温かさとカリッとした食感が残る芋けんぴを楽しめる最高の贅沢です。
お店でしか味わえない、出来たての美味しさをぜひ堪能してください。
揚げたての芋けんぴは、冷めたものとは違い、香ばしさや若干やわらかい食感が際立ちます。旅の合間に立ち寄って、友人や家族とシェアしながら楽しむのもおすすめ!

高知の旅で絶対食べたい!揚げたて芋けんぴ×ソフトクリームの最強コラボ

「芋けんぴ×ソフトクリーム」は、高知旅で是非体験したいコラボレーション。ソフトクリームに添えられているのは、揚げたてカリッカリの芋けんぴ。
まずは濃厚なソフトクリームを一口。食べ進めたら、芋けんぴをソフトクリームにつけながら食べてみましょう。そしたらカリッとした食感とソフトクリームの濃厚な味が一度に楽しめます!
写真映えもする一品は思い出づくりにもぴったり♪

芋けんぴの美味しい食べ方発見!高知名物アイスクリンとの名物コンビで楽しむ美味しさ

芋けんぴの美味しい食べ方発見!高知名物アイスクリンとの名物コンビで楽しむ美味しさ

高知を代表するスイーツ「アイスクリン」。その特徴は、独特のシャリシャリしたアイスの食感とさっぱりとした甘さにあります。
実はこのアイスクリン、芋けんぴと相性抜群バツグン♪
芋けんぴの濃厚な蜜の甘さを、アイスクリンのさっぱりとした風味がほどよく和らげてくれます。互いの良さを引き立て合い、甘さがしつこくならずに美味しく食べられる、まさに最高の組み合わせです。

まとめ

いかがでしたか?
時代を超えて愛され続けるその味わいは、シンプルだからこそ飽きがこず、子どもから大人まで、誰もがほっとできる美味しさ。高知に来た際には現地でしか味わえない味もあるので、ぜひ堪能してみてください!
また、この他にも四国には美味しい食べ物がいっぱい!以下から気になるグルメをぜひご覧ください♪