四国遍路では4つの県を道場に例えて、それぞれ「発心の道場(徳島県)」「修行の道場(高知県)」「菩提の道場(愛媛県)」「涅槃の道場(香川県)」と言います。発心の道場最後の札所23番薬王寺から修行の道場最初の札所24番最御崎寺の間の道のりは80km近くに及び、四国遍路の難所の一つとなっています。このコースでは、お遍路さんの最初の試練であると同時に最も美しい道でもあるこのルートを、Eバイクでサイクリングし、入り組んだ海岸線や奇岩を愛でながら空海の道のりに思いを馳せます。

●ハイライト
・四国遍路の札所間最長距離である難所を、Eバイクで走破します。
・四国霊場第23番札所 薬王寺と同第24番札所最御崎寺に加え、四国別格霊場第4番札所 鯖大師本坊や御厨人窟など、空海ゆかりの地を訪ねます。
・太平洋に面した海岸線を進むコースならではの、海の幸を味わいます。

●メインアクティビティ
Eバイクでのサイクリング

●実施期間
通年

●難易度
★★★☆☆

1日目

【午前】
<8:30>
集合 日和佐駅、Eバイクセッティング
(徳島駅6:46発 日和佐駅8:24着)

<9:00>
四国霊場第23番札所 薬王寺
726年に建立された後、空海が厄除薬師如来坐像を彫造して本尊としました。以来、厄除けの寺院として全国的にも有名な寺です。ここからスタートし、四国遍路の難所の走破を目指します。

<10:00>
薬王寺~南阿波サンライン南下(Eバイク、21km)

【昼食】
<12:00>
民宿しらきや 海鮮焼き

【午後】
<13:15>
民宿しらきや~鯖大師本坊 (Eバイク、3㎞)

13:30 四国別格霊場第4番札所 鯖大師本坊
空海にまつわる信仰や伝説にもとづいて開かれた寺院は、八十八カ所霊場以外にもたくさんあり、別格霊場はその中でも特に空海と縁の深い二十寺院のことをいいます。この辺りは八坂八浜という旅人にとっての難所で、ここで出会った空海と馬子の伝説が鯖大師の歴史として語り継がれています。

<14:30>
鯖大師本坊~ホテルリビエラししくい(Eバイク、15km)

<16:00>
ホテルリビエラししくいチェックイン(またはふれあいの宿 遊遊NASA)

【夕食】
<18:00>
ホテル内レストランで夕食
地元宍喰港で上がった新鮮な魚介類や阿波尾鶏など、地元の食材をふんだんに使った料理を楽しみます。

【宿泊】
ホテルリビエラししくい
太平洋に面した全室オーシャンビューのホテルです。天然温泉もあります。

2日目

【朝食】
<8:00>
ホテル内レストランで朝食

【午前】
<9:00>
ホテル~室戸世界ジオパークセンター(Eバイク、35km、途中休憩有り)

【昼食】
<12:30>
室戸世界ジオパークセンター内 ジオカフェでランチまたはお弁当

【午後】
<13:30>
室戸世界ジオパークセンター~御厨人窟・神明窟(Eバイク、6km)

<14:00>
御厨人窟・神明窟
約1200年前、青年僧だった空海が悟りを開いたといわれる洞窟で、御厨人窟は修行時の住居として、神明窟は修行の場として使われていたと伝えられています。ここから見える空と海に感銘を受けたため、自らを空海と名付けたと言われています。

<14:30>
御厨人窟・神明窟~室戸岬~四国霊場第24番札所 最御崎寺(Eバイク、3km)

<15:00>
四国霊場第24番札所 最御崎寺
唐から帰朝した空海が勅命を受け、807年に建立した寺院です。荒々しい太平洋を望む室戸岬の突端にあり、現在も地殻変動により隆起し続ける大地のパワーを感じる場所です。

<16:00>
最御崎寺~高知県東部交通バス「スカイライン上り口」(Eバイク、1.5km)

<16:39-17:39>
「スカイライン上り口」バス停-奈半利駅

<17:48-19:17>
奈半利駅-高知駅(ごめん・奈半利線土讃線直通)

<19:30>
解散 高知駅

備考

<用意する装備と持ち物>
■サイクリング
◎必須
・サイクリングに適した服装、着替え(速乾性、可視性の高いもの)
・運動靴(ハイキングシューズ)もしくはサイクリングシューズ
・レインウエア(上下)
・水ボトル
・日焼け止め、サングラス
・ナップサックもしくはリュックサック
◎あればよいもの
・サイクルパンツ、グローブ


<このコースの特色>
■ユニークなコンテンツ
・太平洋に面した四国東南部の海岸線沿いの遍路道をEバイクでサイクリングし、四国遍路の難所であり景勝地が続くルート走破に挑戦します。
・四国霊場の2つの札所、四国別格霊場の札所を訪れ、四国遍路の歴史と文化に触れます。

■環境への負荷を最小化するための取組
・ツアー参加者には水筒を用意し、随行するサポートカーに飲料用の水タンクを常備します。
・環境への負荷を避けるためフードマイレージを考慮し、地元食材を使った料理を提供する飲食店、宿泊施設を利用します。
・メインの移動手段はEバイク(電気自転車)を使用します。
・弁当のごみは事業者が持ち帰り適切に処分します。

■地元産品の活用や地域の雇用創出など、地域経済へ貢献するための工夫
・食事については出来るだけ地元で生産された食材を使った料理を提供します。
・レンタサイクル、飲食店、宿泊施設については地元資本の事業者を選定します。

このコースを楽しみたい場合は

■問合せ先
KochiAmigo株式会社