伝統建築&現代建築を巡る旅(2泊3日)

日本を代表する現代建築家、隈研吾。ガウディのバルセロナがそうであるように、建築物の存在は町の風景を彩り、住民の生活を豊かにします。四国が誇る建築家の代表的な作品を愛媛県今治市で堪能し彼の魅力に迫った後、高知県梼原町へ移り、彼の作風に大きな影響を与えた土佐木材との出会い、そして土佐木材を活かす伝統工法の可能性に目をつけた彼の発想に迫ります。四国を舞台にガイドと共に隈研吾の魅力と足跡を巡る旅です。

●ハイライト
・水の都西条で古来より湧き出す清らかな地下水「うちぬき」(自噴井)をEバイクで巡ります。
・日本初のゼロエネルギーホテルに宿泊します。
・Eバイクで瀬戸内海の島々を繋ぐ橋を渡り、しまなみ海道随一の眺望を楽しみます。
・「雲の上のまち」梼原町で、自然と調和する隈研吾建築群を地元在住の建築案内人と探訪します。

●メインアクティビティ
Eバイクでのサイクリング

●実施期間
通年

●難易度
★☆☆☆☆

1日目

【午前】
<9:30>
集合 伊予西条駅 (松山から予讃線利用の場合・・・8:10-9:08 松山-伊予西条 いしづち10号)

<10:00>
水の都西条水巡りサイクリング

【昼食】
上記プログラムに含む

【午後】
<15:00>
サイクリング終了

<15:30>
ホテル「ITOMACHI HOTEL 0 (ゼロ)」チェックイン、リフレッシュ

<17:00>
隈研吾監修「糸プロジェクト」によるまちづくりとゼロエネルギーホテルのコンセプトについてガイダンス、及び隈研吾建築の変遷

【夕食】
<18:00>
いとまち「Regalis」テラスBBQ

【宿泊】
ITOMACHI HOTEL 0
隈研吾建築都市設計事務所が設計を行った日本初のゼロエネルギーホテル。省エネルギーと創エネルギーの機能の2つを建物に備えることで、実質的な電力消費ゼロを実現しています。2023年5月開業。

2日目

【朝食】
<7:00>
ホテルにて朝食

【午前】
<8:30>
ホテル出発、専用車で移動

<9:30>
サンライズ糸山着、サイクリング準備、サイクリングスタート~道の駅よしうみいきいき館へ(Eバイク約7km、1時間)
しまなみ海道のサイクリングを楽しみながら、隈研吾設計の「亀老山展望台」を目指します。

【昼食】
<11:00>
道の駅よしうみいきいき館にて海鮮バーベキュー。

【午後】
<12:00>
道の駅よしうみいきいき館~亀老山展望公園(Eバイク約5km、30分)

<12:30>
亀老山展望台(1994年竣工)見学。しまなみ海道随一の眺望とともに「見えない建築」という発想に触れます。

<13:00>
亀老山展望公園~サンライズ糸山(Eバイク約12km、1時間30分)

<14:30>
サンライズ糸山でリフレッシュ(シャワー、着替え)

<15:30>
サンライズ糸山出発、専用車で移動 (途中休憩あり)

<18:00>
ホテル「マルシェユスハラ」チェックイン

【夕食】
<19:00>
雲の上の温泉または町内飲食店で高知県郷土料理「皿鉢料理」 ※銘々皿を使ったミニ皿鉢も有

【宿泊】
マルシェユスハラ
2010年竣工。特徴的な茅の外壁は、隈氏が梼原の人々が旅人をもてなしてきた茅葺きの「茶堂」に発想を得たものです。地元の食材が並ぶ市場(=マルシェ)として機能するアトリウムを見守るように客室が並んでいます。

3日目

【朝食】
<8:30>
ホテルにて朝食

【午前】
<9:30>
隈研吾建築ガイドツアー
梼原町は隈氏の現在の設計思想に大きな影響を与えた山間部の小さな町です。梼原町在住の「建築案内人」が一緒にコースを巡り、隈氏と梼原町の出会いから今に至るまでの関係を紹介、それぞれの建物の誕生秘話や設計について解説します。氏のインスピレーションの元となった芝居小屋「ゆすはら座」の伝統建築様式から、町中心部に点在する隈研吾建築群を訪ね歩きます。

【昼食】
<12:30>
(木橋経由)雲の上の温泉にて松花堂弁当・またはくさぶきにてキジ料理の定食

【午後】
<14:00>
高知駅へ移動(車移動、またはバス及びJR利用)

<17:00>
解散 高知駅

備考

<用意する装備と持ち物>
■サイクリング
◎必須
・サイクリングに適した服装、着替え(速乾性、可視性の高いもの)
・運動靴(ハイキングシューズ)もしくはサイクリングシューズ
・レインウエア(上下)
・水ボトル
・日焼け止め、サングラス
・ナップサックもしくはリュックサック
◎あればよいもの
・サイクルパンツ、グローブ


<このコースの特色>
■ユニークなコンテンツ
・木という素材と日本の伝統工法を現代建築に活かす世界的な建築家 隈研吾氏の新旧の建築物を訪ね、その発想の源を学びます。
・隈氏の最も新しい作品の一つである日本初のゼロエネルギーホテルに宿泊し、持続可能な観光とまちづくりについて理解を深めます。
・Eバイクで瀬戸内海の島々を繋ぐ橋を渡り、大地と融合する「見えない建築」亀老山展望台からしまなみ海道随一の眺望を楽しみます。
・隈研吾建築群がコンパクトに集積する「雲の上のまち」梼原町で、自然環境に向き合う隈氏の設計思想の原点に触れます。

■環境への負荷を最小化するための取組
・ツアー参加者には水筒を用意し、随行するサポートカーに飲料用の水タンクを常備します。
・環境への負荷を避けるためフードマイレージを考慮し、地元食材を使った料理を提供する飲食店、宿泊施設を利用します。
・1日目は電力消費実質ゼロの取り組みを進めるホテルに宿泊します。
・2日目は日本の伝統建材で通気性、断熱性に優れた茅を外壁に取り入れ、景観と環境に配慮したホテルに宿泊します。

■地元産品の活用や地域の雇用創出など、地域経済へ貢献するための工夫
・食事については出来るだけ地元で生産された食材を使った料理を提供します。
・レンタサイクル、貸切バス、飲食店、宿泊施設については地元資本の事業者を選定します。
・西条及び梼原では、地元ガイドが案内人になります。

このコースを楽しみたい場合は

■問合せ先
KochiAmigo株式会社